桜花忍法帖 バジリスク新章  山田正紀  講談社タイガ


こんにちは、こんばんは
エビシャコです

かつて話題になったあの作品の続編です

桜花忍法帖 バジリスク新章

あの「甲賀忍法帖」の続編だそうです
弦之介と朧の子供二人が主人公です

 

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・弦之介と朧の子供

二人ともそれぞれ、両親の技を一つずつ受け継いでいるのですが・・・
前作を御存知の方はこう思われるはずです
「あの二人、いつ子供作ったの?」と

ちなみに、前作を御存知ない方のために解説しますと、「甲賀忍法帖」は
後継者問題に悩んだ大御所家康公が三代目を竹千代(後の家光)にするか
それとも国松(後の忠長)にするかを決めるため
南光坊天海の助言によって甲賀と伊賀の不戦の禁を敢えて破り
代表者同士を殺し合わせて、甲賀が勝てば国松を、伊賀が勝てば竹千代を
三代目にするという事を決定した事から起きた忍び同士の争いのお話です
互いに愛し合っていた弦之介と朧にはたまったものではありません

・黒鍬衆

「何しに出てきたの?」です
伊賀の忍び集団なのですが、徳川忠長の前に現れて挑発行為をした挙句、
忠長の護衛をしていた甲賀五宝連に全滅させられます

ここで全滅させられたのは良かったかもしれません
家光の弟で大納言である忠長に対して害意を示したのは
謀反の意思ありと断じられても文句も言えませんから
そうなると事は「黒鍬衆の独断」では当然済みません
下手をすると伊賀忍者全体が危機です
どっちにしろ、全滅させられなくても後で身内に仕置きされていたでしょう

なお、伊賀の側にも「伊賀五花撰」という忍び集団が存在します

・成尋五人衆

今回登場する謎の忍び集団です
その強さは、あの甲賀五宝連をあっさり壊滅させるほどです
それで忠長を殺す気かと言うと・・・そうではなく
むしろ忠長が将軍の座に就くことを望むかのような
言動をします

成尋という僧(?)に率いられた彼等の目的は・・・
これ以上はネタバレになるので控えます

忍びの忍術バトルは圧巻です

甲賀忍法帖が好きと言う人も、甲賀忍法帖を知らないと言う人も
楽しめる書籍と言えます

ではまた

 

(追記2016.11.16)

・神になりたい猿

徳川忠長公による浅間山猿狩りで、浅間山の猿は完全に引っ込むか
人間に対する敵意を剝き出しにするかになってしまったところへ
主人公の甲賀八郎が訪れます
そこへ、ボスザル(刺客の罠)が攻撃を仕掛けてきます
甲賀八郎は父親の瞳術(放った技がそのまま返ってくる)をより強力にしたものを
持っていますが・・・このボスザル、
赤子猿を身に着けて、攻撃が返ってくるたびに赤子猿を殺す(=赤子猿に攻撃を身代わりさせる)という
方法で、八郎の反撃をしのぎます
そして、ボスザル心を探ることにした八郎は、ボスザルの望み「神になる事」を知るのです
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エビシャコとしては、「王様」と「神様」は、
「誰もが憧れるけれど、実際なったら面倒くさすぎる忙し過ぎる職業」だと思うのですが・・・
しかも日本や中国の神様の場合、誰も祀る者がいなくなって
ひっそり誰からも忘れ去られて朽ちていくというパターンがかなりあるので、
あまりおすすめできない職業です

それより、ボスザルの攻撃回避方法(他の手駒に受けるはずのダメージを身代わりさせる)は
なんとなく「ネクロニカ」に出てくる敵ボスを連想しますね・・・

 



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