死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 | 回廊蝦蛄日和

死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男

LINEで送る
[`google_buzz` not found]
[`yahoo_buzz` not found]

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男

前回ちらりと触れました、ギロチンの生みの親にして
フランス革命の時代を生きた死刑執行人サンソンの
お話です

 

221

 

 

 

・死刑執行人

日本では処刑を実行するのは武士でした
人の首を刎ねるのは、日本刀と言えど難しく
「皮一枚残して」など、とても常人にはマネの出来る事ではありません
そのため、処刑人には鍛練が必要でした

一方で・・・フランスでは死刑執行人は世襲制で
名誉職かと問われると、「NO」でした
人間を処刑するというその職業的な理由から
忌み嫌われていたそうです

・ギロチンの誕生

主人公であるサンソンは死刑執行人です
剣による斬首を行う事もありましたが・・・
彼でもそして彼の父でも、失敗する事があったそうです
(なお、サンソンのデビュー処刑はかなり悲惨だったそうです)

ですが・・・彼のこの苦労を知ってか知らずか、
なんと「処刑は全て斬首にするべき」という意見が政府で通ってしまいました
これに当然サンソンは慌てます
そんな事をすれば、失敗回数は目に見えて増えるのが分かりきっていたからです

そこで・・・
ギロチンが作られる事になりました

・ギロチン

首を斬り落とすと言う、一見すると残酷に見えるこの装置ですが
上記の理由から作られた、
なるべく処刑される人を苦しませる事無く
かつ、確実に首を斬り落とせる装置と言う
人道的な配慮と理由から生み出されたのです

なお、このギロチンの発明には、あのルイ16世も関与していました
そんな彼がギロチンでこの世を去る事になったのは
まさに運命の皮肉としか言えません

ではまた
 
 

 
 

 

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ