【コラム】【無駄話】【駄文】コラム<エビシャコの脱力小話>エビシャコの忍者講座~「忍びの国」に見る「伊賀忍者の習慣」など~ | 回廊蝦蛄日和

【コラム】【無駄話】【駄文】コラム<エビシャコの脱力小話>エビシャコの忍者講座~「忍びの国」に見る「伊賀忍者の習慣」など~

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【コラム】【無駄話】【駄文】コラム<エビシャコの脱力小話>エビシャコの忍者講座~「忍びの国」に見る「伊賀忍者の習慣」など~

 

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

今回はコラムです

「忍びの国」で登場した伊賀忍者独特の風習みたいなものを
紹介したり語ったりしたいと思います

伊賀忍者、大好きなので

 

 

・忍者食

エビシャコ大好き忍者のお食事です

劇中には「飢渇丸」が出ました
高麗人参10、蕎麦粉20、小麦粉20、山芋10、はこべ1、ハトムギ10、もち米20の
割合で混ぜたものを酒で煮込んで丸薬にしたもので
「三粒飲めば心力労することなし」と言われます

今でいう「エナジードリンク」や「栄養剤」みたいなものですね

他にも「兵糧丸」や渇きを癒す「水渇丸」などがあります

特に「水渇丸」は重要ですね
川が無いところでは特に
「井戸を使えばいい」とか思った方、要注意です
大体、敵地の井戸は毒が投げ込まれている事があります
もしくは、死体を入れて水を汚染する方法をされてることも・・・

余談ですが「かたやき」というものもあります
これは、麦粉を原料に硬く焼いたもので・・・
一種の「堅パン」ですね
凄く硬いです
伊賀者ですら「迂闊に噛むと歯を痛める」とか言います
食べる時は刀の鍔で砕いて口に入れ唾液でふやかしながら食べたそうです

西洋の船に積まれていた「ビスケット」と同じようなものですね

なお、忍びはスルメを噛んで顎を鍛え、
大豆を摂取してたんぱく質を補っていたそうです

 

・死の宣告

 

劇中で無門が織田信雄に対してやりました
目の前で自分の覆面を剥ぎ取って相手に見せる、という動作です
これは「お前を必ず殺す」という伊賀者の意思表示なのです

本来、忍びとは影に生きる者素顔を敵に見せるなどまずないです
ましてその大将に晒すことなどありえない事から、
この動作がよほどの事でない限りまずしない事であることが伺えます

 

・赤犬の油

 

織田軍が伊賀者の潜む森を焼き払う際に使用
実はこれ、織田方へ亡命した元伊賀者たちの知恵です
赤犬の血と菜種油とエゴマ油、乾燥させたガマガエルの目の粉末を
ある割合で混ぜ合わせることで、焼夷弾のような引火性を発揮するそうです
焙烙火矢(忍者が使う陶器製の器に火薬を詰めた手榴弾)に似た容器に入れて使用しました

・・・あの、ここで「ある割合」ってぼかしてるの・・・
エビシャコの怠慢じゃないですよ?

落ち着いてください!

 

原作読んでもそうとしか書いてないんで・・・
まぁ、その「割合」の情報が「口伝(言葉でのみ伝えられるもの)」なので
「ギリシア火」のようにすでにロストしている可能性が高いですね

それ以前に詳しく書くとマネして大火事引き起こす人がいないとも限りませんので・・・

 

・忍び甲冑

 

よく忍者が「普段から鎖帷子を着こんでいる」と耳にしますけど・・・
それは創作です
身軽な動きを常とする忍者は重い防具はあまり身に着けません
まぁ、「金砕棒」やら「戦槌」やら「斬馬刀」やら
鎧もろとも武者を破壊する武器がすでにこの時代出てるので、
受けるよりも回避に徹する姿勢は正しいと言えるでしょう

「衛府の七忍」でさっしーこと宮本武蔵も言っていました
甲冑が防ぐのは雑兵の刃のみで、槍や強靭な弓矢
まして西洋から伝わった鉄砲相手には無力であると

かといって、防具が無かったわけではありません
それが劇中でも出た「忍び甲冑」です

前述のとおり、忍びは身軽を常とするため滅多に着ません
そしてこの甲冑も、「甲冑」とは言いながら
実体は「鎖帷子の延長線」で、折りたためて携帯に便利です
中には木製のものもあるとか

ここまで述べればもうお分かりいただけると思いますけど・・・
本当に防御力、気休め程度です

エビシャコ今回何もしてないでしょう!?

作中で「大太刀などひとたまりもない」みたいな書かれ方してましたけど
普通に武士に刀で斬られただけでもひとたまりもないのではないかと・・・
じゃあ、着ない方がまだマシなんじゃないかと思われると思いますけど
着用理由は手裏剣や遠くからの矢などを防ぐのが目的と推測されます
視認できない距離や気づかぬ方角からの狙撃は当時も脅威でした

今は技術進みまくって数キロ先から狙撃可能で
忍び甲冑で防げる程度の弱い弾丸なんてまずないですけど

身軽が常です
甲冑に頼ってはいけません
受けるより避けてください
忍者ですから

主人公の無門は体のあちこちに防具仕込んでましたけど
それは彼だからできるのであって
あくまで「例外」です

忍者は身軽が常です
ご了承ください

 

・土遁の術

 

土の壁を出す、とか
地面から土の刃が飛び出す、とか

そんなものはありません
ないです
アニメじゃないですし「ニンジャ」でもないですからね

土の中に埋まって敵を待ち、目の前で飛び出して攻撃する
これが劇中で出た「土遁の術」です
土の中では竹筒で息継ぎをします

なお、「遁術」とは「敵から逃げる事」が常でありまして
金銭や金属のものを落として気を惹きつけ、あるいは怯ませる「金遁の術」
煙幕や火で攪乱してその隙に逃げる「火遁の術」など

逃げきる事がメインです

なので・・・
両手から火を噴きだして相手を焼き殺すとか
「ただの火炎放射」であって「火遁の術」じゃないですからね!


よく創作とリアルの忍術がごっちゃにされるので
敢えて述べました

 

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・決闘の作法

 

最後に、決闘方法の一種「川」について

①両者が向かい合います
②土の上に足で一本線を引き、それを跨いで超えます
③一方の相手は「応じる」合図に、その線から4尺離れたところに線を引きます

これで簡易決闘場完成です
あとは線の内側で両者のどちらかが死ぬまで戦闘をします
線を越えると「敗北」とみなされ、見届け人の忍びに殺されます

斬り過ぎいいいいいいい!!?

 

忍者の世界は奥が深いので
調べるとまだまだ情報が出てきます

興味のある方はぜひ、調べてみてください

エビシャコお勧め書籍を下記に用意しますので

グロンg・・・ゲフン
虎狼を目指しましょう!(オイ

ではまた

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