【まんが・コミック感想】腕~駿河城御前試合~女剣士 磯田きぬ~  南條 範夫  森 秀樹【レビュー】【ネタバレ注意】

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【まんが・コミック感想】腕~駿河城御前試合~女剣士 磯田きぬ~  南條 範夫  森 秀樹【レビュー】【ネタバレ注意】

 

「シグルイ」の原作小説のコミック化2冊目です
今回も厳選したエピソードをお送りします

暗愚で知られたあの人物が、なんと・・・

 

 

 

あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・徳川忠長について

 

まず、お話をする前にこの試合の言い出しっぺである「徳川忠長」についてお話します
幼名「国松」、あの家光公の弟として世に生を受けました
母であるお江与の方に可愛がられ、家臣たちも時期将軍はこの人ではと思う者が
少なく無くなってきたため
後の家光公になる竹千代君の乳母・春日局が祖父である大御所家康公へ相談
結果、「長幼の序」を持ち出した家康公の鶴の一声で
竹千代君の3代目将軍就任が決定しました

その後、成長し徳川忠長となった国松は奇行がウワサされるようになり・・・
お江与の方の死と父である秀忠が亡くなったことで将軍職就任が絶望的になった上に
後ろ盾も失い・・・
この後も諸説ありますが
「自刃に追い込まれた」ということだけははっきりしています

そういうわけなので、この「駿河城御前試合」を含む時代小説などの
作品においてはマザコンだったり暗愚だったり
散々な描かれ方をするのが常です

が・・・・・・・
今回紹介するエピソードでは違いました

 

・石切り大四郎

 

「破幻の太刀」のアレンジです
徳川忠長の暗殺を阻止し、番頭に抜擢された男
成瀬大四郎が主役です

剣一筋の堅物で口が重く人付き合いも苦手な彼にも妻はいました
が・・・・・
妻は「大江重兵衛」にさらわれます
これを追った大四郎、墓石を盾に刀を振るう大江に対し
なんと
墓石ごと切って捨ててしまいました

これが表題の「石切り大四郎」の異名につながります

 

・名改変

笹島志摩介登場です
原作では本当に非道でした・・・
思わずエビシャコも取り上げるくらい酷い男です


大四郎との御前試合を希望するこの男に
妻が目を付けられ・・・大四郎は再び走ります
ここで原作と違う事が起きます
なんと、大四郎はあっさりと笹島志摩介に勝利
しかも御前試合ではなく、妻を寝取られたことに対する無礼討ちで、です

グッジョブ!
と、エビシャコは大四郎に惜しみない称賛を贈ります

ですが、ここで一つ問題が発生します
試合の相手を斬り捨ててしまったという事です
そもそも、相手であった笹島志摩介は
御前試合に大四郎に出て欲しいと思った家臣が
それでも大四郎が強すぎるために互角の相手を選定できず
名乗りを上げてくれたため渡りに船と採用したという経緯があります

完全に笹島志摩介の自業自得ですが・・・
これで相手はいなくなり、試合は不可能となりました・・・普通なら

ですが笹島志摩介は
事切れる前に「必ず試合に出る」と断言しました

さすがに、死んだ者が試合に出るなど不可能です

 

果たしてその真意は・・・?

身もふたもないです!

木っ端みじんはやり過ぎですかね!?

・そして御前試合

 

御前試合の時になりました
大四郎は出場します
ですが、相手は・・・?
当の忠長様は「是非見てみたい」とやる気満々
笹島志摩介は来るのか来ないのか・・・
家臣たちがざわめく中、笹島志摩介の友人の
田村善五郎なる者が来ます
そして彼の配下らしき者たちが持って来たのは
組み立て式の墓石でした

そこにあった文字は「篠塚家之墓」
そう、笹島志摩介は本名「篠塚志摩介」
忠長暗殺を実行し大四郎に斬首された武田家遺臣の男・篠塚十三郎の息子でした
彼は父親の仇討ちを考えて今回の行動を起こしたのです
が・・・

さすがに家臣たちはざわつきます
当然です
相手が墓石なのですから
こんな立ち合いなど前代未聞です

 

 

・これぞ、「徳川」忠長~暗愚の汚名返上の名場面~

 

そんな家臣たちに忠長公は「これは面白い!」と喜色満面

墓石を斬れれば大四郎の勝ち
斬れなければ笹島志摩介の勝ち(大四郎は切腹)という
異様な試合です

異様過ぎて当然家臣たちはざわめきます
「殿の異常な嗜好を踏まえての策か」と見る者
ざわめく者を・・・

「徳川」忠長は一喝します

彼は、この場でただ一人
「墓石」の真意を見抜いていました

「篠塚家」は、あの武田家の遺臣です
その遺臣「篠塚家」の墓石が来て試合に出た事
それは、大四郎のみならず、武田を討った徳川家そのものに対する
復仇の意志である、と

忠長公一人だけが見抜いたのです

誰でしょうね・・・
「忠長公は暗愚」などと最初に言ったのは?
暗愚どころか、かなりの切れ者です
世が世なら、家光公と当主の座を争うに足る漢だったでしょう
彼もまた「徳川」の血を引く男であり
「徳川」の直系に名を連ねる者であると認めざるを得ません

暗愚を装っていたのは演技であって
自刃に追い込まれたのも、この才覚を見抜かれての事ではないかと
今更ながら思わざるを得ません

そして・・・試合の結果は

大四郎は妻にまで手を出された事の怒りと憎しみを発揮
見事に墓石を斬って捨てました

え~・・・全国の篠塚様・・・

怒らないでください・・・ね?

エビシャコ何もしてないんですけど!?

ではまた

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