【小説・ノベル感想】魔術士オーフェン 無謀編 秋田 禎信    草河 遊也 【レビュー】【ネタバレ注意】

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【小説・ノベル感想】魔術士オーフェン 無謀編 秋田 禎信    草河 遊也 【レビュー】【ネタバレ注意】

 

「はぐれ旅」の前日譚、キエサルヒマ大陸の
時折爆発やら大破壊やら空間爆砕やらで
水道や道路や建物が壊される程度に
平和な街「トトカンタ」で繰り広げられる
ギャグにかなり傾いた日常生活です

街中での攻撃魔術連発は絶対にマネしないでください!

 

 

 

 

魔術士オーフェン 無謀編 秋田 禎信    草河 遊也
あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・モグリさん

 

オーフェンのことです(命名者:ラシィ・クルティ)
「牙の塔」を出奔した身のため、
「正式な魔術士」として登録することも
魔術関連の仕事もできず
(トトカンタにも大陸魔術士同盟トトカンタ支部があるため)
(ちなみにオーフェンの旧友ハーティアが勤務)
日々頭を悩ませながら金策をしています
そんな彼の生命線は「桃缶」
これ一個で3日は食いつなげるとのこと

なおエビシャコは動物性たんぱく質が必須なので
どちらかと言うと肉系缶詰が重宝します

 

なお、「魔術士以外の仕事で働けばいいのではないか?」
という話になって本当に魔術技能以外の仕事へ稼ぎに行った時は

あっさりとお金を稼ぎました

宿にいた全員がずっこけ
厨房では爆発音とともに火災が発生
マジクは父に相談の末、「友達が道を誤る前に」と包丁を持ち出し
誰もがオーフェンが「黒いことに手を染めて金をふんだくってきた」のではと
疑い追い回す大惨事展開に・・・・・・

信用って大事ですね

 

・マギー一家

 

無謀編変質者代表とも言える一族です

 

コギー

次女の「コギー」こと「コンスタンス・マギー」
正規採用の派遣警察官でありながら
致命的ドジを連発
しかもほぼ彼女自身による自爆・自滅であり
手伝いに駆り出されるオーフェンですらフォロー不可能
巻き込まれてえらい目に遭わされることがほとんど

そんな彼女が大手柄で出世栄転してトトカンタから去るかもしれない話が出た時
オーフェンは嬉々として協力
対象組織に率先して突入し手下を叩きのめし
そして「ボスの鎖骨を折る」ことに異常にこだわりました


(なお例に漏れず、この任務もコギー自身のドジで失敗)
警察官としての腕前とその人格に対するオーフェンの評価は
限りなく低く
上司の「ダイアン・ブンクト」からは「おしおき」されることもしばしば・・・
(一度など、コギーの机を職場から放り出した上に
ソレが遊びに来ていた署長の孫に直撃するという大惨事に)

 

ボギー

三女「ボギー」こと「ボニー・マギー」
ゆるふわお嬢様・・・なのは見た目だけ
マイペースかつかなりの強者
オーフェンの魔術をただの圧力鍋で防ぐなど
(人に向けて不意打ちで光熱波かますオーフェンもどうかと思いますが)
変人っぷりはかなりハイレベルです
トトカンタ在住時はバグアップズ・インで働いていました
(後述する「執事」に金を使い込まれたため)
(これでもクビにしないあたり器が大きいのか変人なのか・・・・・)
当然ながらオーフェンからの信用は
限りなく薄く
本当に人質に取られた際も「芝居」と疑われ
哀れ犯人は
機嫌の悪いオーフェンによって
マジでぶっ飛ばされる羽目に・・・

 

ドギー

長女「ドギー」こと「ドロシー・マギー・ハウザー」
カーマディ&フレデリック工房本社の社長
三姉妹最強の実力者です
彼女のビジネスにはあいさつ代わりの戦闘が付き物
商談相手の温厚そうな老爺の口からすら
「生きて帰れるなどと夢にも思わないでいただきたい」などという
ロアナプラギャングですら、よほど事態がこじれでもしない限り口に出さないような言葉を
いきなり出すほど・・・
ただし、挨拶ですらないただの暴力行為「失礼」とみなされるなど
線引きが大変難しいところです


この時点では三姉妹で唯一結婚しています(後に妊娠が発覚)
夫の「エドガー・ハウザー」はボニーを凌駕する超マイペース
亡き三姉妹の父はかなりお気に召していなかった模様
(「ぬるぬる酢イカ野郎」「ずるべた腐りジャム野郎」と呼ぶように遺言されるほど)
ちなみにボニーは彼を見ただけで卒倒
オーフェン曰く「砂袋で思い切り殴ってもこうならないだろう」という感じで・・・

コギー曰く、二人の結婚が原因で両家の父親が早逝したのではないかと・・・

 

キース・ロイヤル

 

ボギーに仕える執事です
この作品に出てくる変質者の中でもダントツの変質者
「岬の楼閣」という魔術士育成機関出身とか、多数の婚約者がいるとか
「うさぎ様」という「兎と似ても似つかぬ巨大魔獣」と死闘する一族出身とか
訳の分からない奇妙な巨鳥を大八車に乗せて疾走してきたりとか


とにかく
「深く考えちゃいけない」部類です
一応、魔術の腕はかなりのレベルで
オーフェンの魔術とガチでぶつかり合えるほど
(僅差でオーフェンの魔術が力押し勝ち)

そんな彼ですが仕事では、たまにはかなりまじめ(?)
主ボニーが水中に落下した際
「主に直接触れるという無礼を犯してでも救助すべきか?」を
そのへんにいた人々にアンケートして回った末に
オーフェンが異変に巻き込まれたのを察知して
そちらに駆け付けました

無礼を犯してでも助けるべきだと思いますけど

あと・・・キースさん、あなたのご主人様
とっくに沈んでるんじゃないですかね・・・?

オーフェンに対しても容赦がなく
彼の婚約者が手に武器持って押し掛けてきた際は
婚約者の攻撃から体術を駆使して避けまくるオーフェンを援護!
婚約者の攻撃をかわす絶妙のタイミングで武器を投擲しまくりました

人はそれを
フレンドリーファイア
と言います

さすがにキリなしすぎて(相手一人だけの攻撃が飛んでくるにしては
間が開かずおかしすぎたので)、途中でオーフェンにバレましたけど

気づくまで二人の連携攻撃を回避防御し続けたオーフェンもすごいです

当然ながらオーフェンがブチキレて彼(とその仲間)に対し
攻撃魔術をぶっ放した回数は
数知れず・・・

 

・マジク

 

ここでも出ます
まだ弟子入りしておらずオーフェンの下宿先の宿屋「バグズアップ・イン」の息子で一般人です
(数少ない「まとも」に分類される人物でもあります)
オーフェン&彼がらみの騒動でよく物を壊されてるのでげんなりしてる様子
(一応、魔術で直してくれるとはいえ)
彼の宿では一応食事は出してはいますが
厨房にある食べ物はある程度は自由に使って良いようです
(空腹のオーフェンが残っていた硬いパンなどを調理しようとしてたので)
彼の父は一般人ですが、母親にはノルニルの血があったようで
そこからマジク本人にも魔術の才能が受け継がれています

その「母親」がかなりの曲者で・・・
体術だけで魔術士の戦闘部隊をあっさり手玉に取るほど
(学生時代のオーフェンがアザリーとともにマリア・ウフォン教室の面々と
一緒に討伐に出かけたものの全員返り討ちに・・・)

ちなみに、フェアリードラゴン作の「災いを遠ざける」精霊魔術の精霊
オーフェンを「宿屋に災いをもたらす存在」として
排除しにかかりました・・・・・・

エビシャコが思うにですね
精霊が嘘をつくとは到底思えないですし
というか、彼らに「嘘をつく」「冗談を言う」などという概念が存在するか否かと言う問題
まして、「契約」などという
「決して破ることのできない戒め」「嘘など不可能」という
絶対の制約の元では、ますます・・・・・・

 

・ボルカン&ドーチン

 

オーフェンに借金をしたため攻撃魔術にさらされている
地人兄弟です


マスル水道という水道を拠点にしていますが・・・
オーフェンはそんな公共の場所だからって
甘く見るような人間ではなく
容赦なく光熱波やら空間爆砕やら連鎖崩壊やらをぶち込みます
時には、「自分が考え付いた最高の組み合わせ」の実験台にも・・・

おかげで、トトカンタの土木工事技術はかなり水準が高く
また仕事も早いです


あと正直、警察官であるコギーさんの目の前で
破壊活動行う度胸はどうかと思います

 

・ラシィ・クルティ

 

オーフェンを「モグリさん」と呼ぶ、
オーフェンの旧友ハーティアの部下の少女魔術士
マイペース&一度走り出したらもう止まらない
くだらない理由で魔術士反対運動を始めようとした人物がいれば
「魔術士狩りの再来です!」と叫んだり
(その際、町中に張られた紙を全てはがして回る、
黒幕の配下に対し容赦なく人差し指と中指で目を狙った攻撃をするなど
かなり怖いことをしてくれてたり)
オーフェンを更生させるために
暗殺技能者(スタッバー)の友人(恐らくウオール・カーレン教室出身)を呼び寄せたりと、
オーフェンにとってかなりはた迷惑な行動を取ることがしばしば

そんな彼女ですが、責任感はかなり強く
「キリランシェロ捜索」をかなり本気で取り組んでいました
(なお目の前にいるオーフェンがその「キリランシェロ」の変わり果てた姿だとは最後の最後まで気づかず)

この「責任感」はブレることなく
後述の戦争で孤児が大量に出た時は自ら子供たちの世話を買って出て
恋人とともに孤児院を経営
なお魔術士・非魔術士隔てなく接するため他の魔術士から白い目で見られることもあったものの
上司のハーティアが黙認していたのでそれほど強く言える人間はいなかった模様
(ハーティアに手を出す事は「チャイルドマン教室」全員を
同時に敵に回すことと同義というのもあり)

 

・始まりのお話「牙の塔での日々」

またの名「プレオーフェン」
突如現れた天才魔術士「チャイルドマン」が教師で師匠
二人の姉「ティッシ」「アザリー」
恋多き&長続きしない「ハーティア」
発明大好き「コミクロン」
真面目な「フォルテ」に無愛想な「コルゴン」ら
独特の仲間に囲まれていたオーフェンの学生時代のお話です
当時は「キリランシェロ」と言う名前でした
今の「擦り切れ具合」
からは想像もできないほどの
かわいい少年です

そして
ひたすら破壊的ギャグな日常
が綴られます
オーフェンは言うまでもなく
被害者枠で巻き込まれ型
主に姉二人の喧嘩に巻き込まれたり、姉たちの思い付きに巻き込まれたり
学友コミクロンの発明を破壊したり・・・
正直、よく教室諸共追放されないな、と・・・
特に「姉」二人
師匠チャイルドマンが全責任被ってくれることとか
物が壊れても魔術士たちの牙城だから
魔術で直せばいい、とはいえ・・・

そしてこの日々が面白ければ面白いほど
後の悲劇
そしてその後の物語が
一層、味わい深くなります

ちなみに、ティッシもアザリーも・・・
師匠チャイルドマンですら
「暴れだしたら止めるよりも満足するまで暴れさせる」という
策を取るほどの実力を発揮しています
「嵐が過ぎるのを待つ」とも言いますけど
逆に言えば彼ですら本気の彼女らは手が付けられない、と・・・・・・
まぁ、下手に介入して余計に被害を倍増させるよりは
出た被害を後日修復する方がはるかにマシ(被害をできうる限り最小限に済ませる)なので
英断ですね

 

・おまけ「ピアノ」

 

何かというと、オーフェンが得意な楽器です


そのあまりの意外さに、キースは卒倒した上
「殺されそうになる」=「ピアノを弾かれる」とか
「魔王に攻め込まれた際の切り札」とか
散々な言い方をします

ちなみに、オーフェンのほら話ではなく
ましてキースが言うほどの破滅的破壊的でもなく
本当に上手いです
病院に入院している少年のために
こっそり弾いて勇気づけるエピソードがあります

 

・さらにおまけ「飛び降り」

 

新スポーツです
自殺ではありません

ズ・バヅー・バさん、
あなたのゲゲルとは無関係ですよ?

考案者は「カーネル」
どういうものかというと
いたってシンプル
「いかに高いところから飛び降りることができるか」
です!!

自殺ではありません

彼の熱意は本物で
商店街町会役員を丸め込み、「飛び降りコンテスト」の開催を取り付けるまでに

自殺ではありません


内容を聞いた上で資金とゴーサイン出す町会は
いっぺん頭の検査を受けた方がいいのではないかと
本気で思いました

オーフェンは魔術でゆっくり降下するなり怪我を治癒するなりが可能なため
賞金目当てにこの大会に参加しようとしましたが
朝に階段から落っこちた町会会長が「落ちたら死んじゃう」と悟ったため
大会は中止に

(まぁ、落っことした相手が死ななければ「ゲゲル」は成立しませんしねぇ、バヅーさん)
(高いところから落下しても大丈夫な方法は一応ありますけど自己責任で)

ではまた

 

(追記)はぐれ旅のその後のお話

 

 

・アイルマンカー結界の最期

 

アザリーたち3人の白魔術士の犠牲で「魔王の力」を手にしたオーフェンは
ドラゴンたちの長「アイルマンカー」らのいる「玄室」へ飛びます
アイルマンカーの口から放たれたのは「巨人種族か?」
そう、オーフェンら人間たちは「巨人種族」と
本来認識される人類でした
アイルマンカーたちは「神」から逃れるため、キエサルヒマへやってきました
ですが、それでも、大陸を覆う結界「アイルマンカー結界」を施しても
「女神」はその隙間を見つけ、ドラゴン種族へ甚大な被害を与えます
そして今、女神は隙間をこじ開けて中に入ってこようとしているのです
「オーリオウル」を失ったアイルマンカーたちが出した結論は
「アイルマンカー結界」を玄室のみに縮小し、自分たち以外を切り捨てる策でした
しかし、それにオーフェンが異を唱えます
それは彼らの行動を咎めるものではなく
「それで本当に解決するのか?」、と言う内容でした
つまり
「結界の隙間がそれでなくならなかったらどうするんだ?」と
オーフェンは気づいていたのです
「結界には必ず隙間ができる」ということに
そして「女神は必ず隙間を見つける」
「見つけて覗きに来る」と

アイルマンカー結界にその欠点がある以上
そしてそれが必然である以上
いくら結界を小さく縮小しても解決にはならない、と

むしろ縮小したことで女神はより見つけやすくなるでしょう
元々の標的であるアイルマンカーを目にした彼女が
どんな行動に出るかなど、想像に難くありません

オーフェンが出した結論は「アイルマンカー結界そのものの排除」でした
結界がなければ隙間は生まれない
隙間がなければ女神はこちらを見つけらない
アイルマンカーたちが「やめてくれ」と懇願するのを無視して
オーフェンは内側から結界を破壊します

同時に、隙間をこじ開けようとしていた女神も
入ってこようとしますが・・・
族長アスラリエルやレキをはじめとした全ディープ・ドラゴンが魔術を発動
自分たちごと女神をはるか彼方へ移動させました

こうして・・・オーフェンの「はぐれ旅」は終わりました
クリーオウに懐いていたアスラリエルの子「レキ」は
一族と運命を共にする前に「ディープ・ドラゴンの赤ん坊」を残していました
恐らくその中に「クリーオウとともに旅をした自分」をコピーして

やがて、他のドラゴンたちもその姿を消していきました
「アイルマンカー結界」の消滅とともに「アイルマンカー」らも消え
各種族の魔術は消滅しつつあったのです
(詳細な描写ないので推測ですが、オーフェンが消したと言うよりも)
(「結界が消える=女神がやってくる=殺される」という絶望のあまり自ら消滅したのではないかと)
地人たちの国にいたウォー・ドラゴンも例外ではなく
体を錆びつかせボロボロに崩れて消滅
彼らの放つ冷気がなくなり、地人と人間との交流が容易になります

また、キエサルヒマ大陸から結界が消えたことで
さらに大きな海を越えた先の大地が発見されます

「原大陸」と名付けられた、かつて「巨人種族」「ドラゴン種族」が
暮らし、そして捨てたかつての故郷に
キエサルヒマから開拓団が移住していきます・・・

 

・クリーオウとオーフェン

 

オーフェンはアイルマンカー結界を排除した後も
「魔王の力」を維持していました
当然ながら各勢力が彼を狙います
やがて彼は「原大陸」へ渡ることになりました

そんな彼に、ティッシの元で修業
(内容からして訓練と言うよりは完全に花嫁修業)を積んだ
クリーオウがレキに乗って追いつき、
オーフェンの乗る船に飛び乗りました

二人は結婚、3人の娘に恵まれます

 

・マジク・リン

 

クリーオウがオーフェンとくっついたので
ぼっちです
後日オーフェンの娘「ラッツベイン」の師匠になりますが
ぼっちです
「魔王の弟子」、「ブラディ・バース」、「貴族殺し」
などの異名を得て恐れられる魔術士になりますが
ぼっちです

かいつまんで経緯を説明すると
「聖域」での騒動の後、オーフェンから卒業した彼は
同じく「聖域」に行っていた元「牙の塔」の教師で宮廷魔術士「十三使徒」所属の
「マリア・フウォン」の生徒だった同じく「十三使徒」兼スクールの教師補佐の
「イザベラ」へ弟子入り、彼女が「牙の塔」に戻ったため
正式に「牙の塔」の所属となり「イザベラ教室」生徒になります

魔術士になるという夢をかなえた彼ですが
その後の人生はおそらく彼の夢とはかけ離れたものでした

元々あった貴族連盟と大陸魔術士同盟の対立が「聖域」でのアイルマンカー結界の崩壊で
破滅的に激化、「キエサルヒマ内戦」という戦争に発展します

この時、母アイリス・リンの手ほどきもあり戦争を生き抜きましたが
その活躍から前述の異名を得ることになりました
戦争の現実を見た彼は、キエサルヒマの魔術士にもそれ以外の人々にも失望し
原大陸へ渡ります

でもぼっちです

 

・魔王術

 

オーフェンが主に使っていましたが、それは「魔術」ですらない全く別の力です
その実態は・・・
神人種族・魔王スウェーデンボリーが作り出したものでした
「ミズガルズソルムル全要素の創始者」、「唯一の真なるアイルマンカー」とされる創造神である彼は
他の神々や神人種族とは折り合いが悪く(というか、神人種族を滅ぼして世界を正常化しようとしていた)
また「唯一ドラゴン種族に魔術の秘儀を盗まれなかった」存在でもあり
事あるごとに人間種族やドラゴン種族と関わったり「道具」を作ってもたらしたことで
知られていました

「魔王術」の真髄は「完全消去」にあります
これを受ければたとえ不死の怪物であろうと文字通り「消去」されます
ただし、「石碑(魔王術記録碑)に対象の名前を刻む」という「たしかに存在していたけど消した」証拠を残すという
謎の作業が必要で
さらに、その「石碑」に刻まれた名前を削るなどして消されると
たちまち無効化、「消去」されたものが再び現出するというモノです

何より厄介なのが「代償」(何かの「喪失」)が必要と言うことです
これも人によってまちまちで
「髪の毛を切る」という軽めのものから
「体内の血を失う」「体のどこかを切断する」という厄介すぎるものまで
中には「孤独感」を一気に増大させてしまい術の使用後に自殺した者も・・・・・・

 

・ヴァンパイア

 

「吸血鬼」ではありません
「異形の力を手にした人間」のことです(マジクの母アイリスもこれに分類されます)
(なお、マジクの父は彼女が「ブラディ・バース・リン」(BB)、「怪人ゼッド」と知りながら
結婚した模様、新シリーズでも二人とも存命で恐らくキエサルヒマで目を光らせていることかと)

厳密には「巨人化(ヴァンパイア化)を発症した人間種族」ですが
ありがちな「吸血衝動」とかは一切なく、能力も個々人で異なります
レッド・ドラゴン種族のように自身の体を変異させるものから
体を巨大化させるもの、果ては「有翼のドラゴン」そのものに変貌する者など
人間を超越した身体能力と生命力を得ますが、
代償に症状が進行するごとに凶暴性が増加、知性や理性、社会性などが欠落していきます
いずれ「知性を持たない怪物」となってしまうことは避けられない運命です

感染源は「神人デグラジウス」という神人種族の細胞片で、
これに感染することで発症します

なお、「神人デグラジウス」自体とんでもない怪物で、
原大陸の港町ニューサイトに出現、ニューサイトを一夜で壊滅させました
(「開拓史上最大の壊滅災害」と呼ばれるほどの被害)
最終的にオーフェンが「魔王術」で消去したものの
そのオーフェンにすら死の淵をさまようほどの重傷を負わせ、
さらに「神人デグラジウス」が毒をばら撒いたことで
ニューサイトだった場所は生物の生存が不可能な汚染地域になりました

 

・新主人公

 

新しいお話の主人公は、チャイルドマン教室の生徒だった二人
ティッシとフォルテの間に生まれた兄妹です

ではまた

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