【まんが・コミック感想】金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(4) 天樹征丸 さとうふみや 【レビュー】【ネタバレ注意】

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金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(4)

 

高遠さんはやはり違いますね

 

金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(4)

あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・地獄の傀儡子、参戦す

 

高遠遙一、マジシャンである実母「近宮玲子」の血を継いでおり
マジックを得意としています
その腕は犯行のみならず、逃走時や
時には「殺さない」と誓った相手の命を守る時に使うことも
すっかり「金田一少年のライバル」という
ホームズでいうところのモリアーティ教授ポジになってる彼ですが

初登場時の初犯行はさすがにドキドキ・・・・・・・
と、いうことはなかったそうです


計画を立てて綿密に実行
心理を駆使し、普通は思いつかないトリックを使い
不可能を可能にしていく(体力勝負はもはやお約束)のですが・・・
彼は、「退屈」を感じ始めていました

この時点で他の事件の犯人とかなり違いますね

そんな彼の前に現れた金田一少年
華麗に彼の犯行のトリックを暴く手腕に
アクシデントで当の地獄の傀儡子本人ですら予測していない状況を作り出して
犯人が絞り込める状況を作り出してしまうなど
「運が味方している」とも言えるその幸運
それらを目の当たりにして・・・

テンションアップ!!

あなたはグロンギ族ですか?

ですが、さすがにヤバイと感じたのか殺害を決意
底なし沼に誘いこんで沈めようとしますが・・・
実は彼、嫌な予感でも覚えたのか
かなりぎりぎりまで隠れて見てたそうで・・・

リスを菓子で誘い、その重さで枝を垂れさせて生還しようとする策に
驚愕

でもやはり沈んでったので安心して帰ったら
さりげなくみんなと合流して探しに行ったところで
なんと、金田一少年は生還

地獄の傀儡子のテンションは
ますますヒートアップ!!

高遠さん
ガバダ、ゼグバ、「グロンギ」ゾブ?

 

結局、生還した金田一少年にすべての謎を解かれてしまうわけですが・・・
本編で金田一少年が指摘した通り
彼はまさに「自分で自分を追い詰めるようなことばかり」して
テンションを保っていたわけです・・・

それでも一応はこの事件は「母の仇討ち」だったので
母親が万一のために用意した罠を見抜き
最後のトリは殺された母に譲ったわけですが

ここまで来るともう縛りきつすぎて
彼以外だと最初の事件の時点で詰んでたでしょうね

剣持警部の目の前で被害者の頭部の入ったカバンを
何度もパコパコ開け閉めするとか
心理トリックのためと頭でわかっていても心で躊躇するでしょう
一般の犯人は

 

・がんばって!!!

 

続いて、「魔神遺跡殺人事件」
「凶鳥ノ命」という独特の祟り神を崇める風習のある谷での事件
この事件の犯人、村西弥生さんは・・・・・・・
病で余命いくばくもないおばさんと自らを自嘲する御方
正直
「体力勝負」がもはや「義務」と化している
金田一少年の犯人役として大丈夫なのか
冒頭から危ぶまれます

本人も言ってますが
犯行の最中にポックリ逝ってもおかしくはない状態で・・・

「精神的双子」という
薄氷でできた橋を渡るかのような危なっかしいトリックしでかした
鳥丸奈緒子さんとはまた別の意味で
危なっかしい・・・

むしろ
ヒヤヒヤします

そして、実の娘さつきが連れてきた金田一少年を
勝手に「娘の恋人」と誤認

はたして彼が
娘の婿にふさわしいか見極めようとします

正直、
無理しないで犯行に専念してほしいです
ただでさえ死にかけなんで

自分のせいで志半ばで人ひとり死んだとかなったら
金田一少年も気まずいとかいうレベルじゃないんで・・・

そんな彼女は落ち着く時
床に仰向けになって手を腹の上で組み寝転がる習性がある模様

すいません
ガチで死にかけてるのかと思って
かなりヒヤヒヤしましたよ
私が!!!

そして犯行を重ねていきますが
ここで想定外のアクシデント
トンネルの爆破の火薬の威力がありすぎたのか
トンネルのあった山まで崩落
そしててっぺんのお堂が崩壊して
落っこちてきた鐘に捕食されて
港屋寛一さんが死亡

彼は本当に完全に完膚なきまでに
事故死(たまたまいた場所に鐘が運悪く落っこちてきただけ)
でして・・・

彼を殺すことは想定外
最初から今に至る時点まで
彼が死ぬことすら考えてなかったのですよ彼女・・・
(まぁ、この件だけは黒幕は生贄待ちきれなかった
空腹の凶鳥の命様が勝手にしでかしただけのようですが)

知りませんよ、ハーデス様からまで苦情が来ても(汗)

しかも落っこちてきた鐘のせいで
「鐘=銅鐸=凶鳥の命の魔神具」と
点と点が線でつながってしまい
犯人である村西弥生さんが
全く想定もしていない方向へ
話が転がっていきます

なので
伝説になぞらえた殺人でなければならないために
アクシデントへ対応するための予定外の工作とかで
すっかり体力を消耗し
最後の犯行をする頃には
疲労はピーク

「大の男を鏡で撲殺できるだろうか?」
と心配しておられますが

こっちはあなたが凶鳥の命の格好のまま
ポックリ逝きやしないかと
ヒヤヒヤしてますよ!?

初撃で最後の犯行に成功しますが・・・

もういいから休んでくださいと
言いたくなります

そして運命はさらに彼女を追いつめます
なんと、最後の被害者の蘇我は
ダイイングメッセージを残していました

カレンダーを剥がす
一見すると苦し紛れの断末魔
ですがしかし、彼女は気づきました
カレンダーが3月=弥生=村西弥生
と、名探偵でなくとも一目でわかる
ガチすぎるダイイングメッセージになっていることに

どうにかしようと彼女は頑張りますが
死後硬直で硬くなった蘇我の手から
カレンダーの紙片をもぎ取れず・・・

そしてその紙片を
金田一少年はまるで何事もないかのように
さっと取りました

探偵補正、おそるべし・・・

犯行後、インタビューで
普通のおばさんに戻る
と彼女は言い残しますが・・・

だれにも頼ることなく
たった一人で
誰の支援も受けず
ここまでやり遂げた彼女は

金田一少年という作品どころか
探偵もの作品の中でも
屈指の根性の持ち主と言えるでしょう

本当に頑張りましたよ・・・
よくやりました
余命短いそうですが悲観することはありません
きっと来世では幸せな人生を歩めることでしょう

純粋魔人ブウさんと違って根っからの悪人ではないですしね

あと、被害者たち(港屋寛一さん除く)に
砂糖一粒ほども同情の余地がないのは
いつもの通り・・・

 

・首吊り学園殺人事件の場合

 

「地獄の子守唄」
全く性の知識ゼロの頃だったエビシャコの前で
「朝チュン」見せてくれたおねショタカップル
「おね」の方こと浅野遙子先生
当然ながらエビシャコは
「同じ寝床で寝るほど仲がいい」程度にしか
思ってませんでした
当時!
(今、規制がうるさいですけど、よほどガチなの見せない限りは
子供の受け止め方ってこんな感じですよ・・・
ソースは子供時代のエビシャコ)

 

 

 

自重してください(汗)

教師でありながらいじめられっ子の教え子に惚れて付き合うのは・・・
この学園の教師陣では相当優秀なほうです

あと三島由紀夫さんをリスペクトしておられると思われる阿久津國夫先生も、
たぶん本人が知らないうちに生徒から人気あると思います
「面白い系」教師陣ってかなり需要があるので
特にこういう息詰まる予備校では清涼剤役の人材は大事

というのはですね
事件の名前の通り・・・
予備校の四ノ倉学園は自殺者数が半端なく多く
しかもトップの久米裕一朗学長が典型的な「事なかれ主義」で・・・

正直、
よくここまで司法や警察の手を潜り抜けて
運営ができていたものだと思います

あと
こんな自殺者ばかり出しまくって挙句に
「首吊り学園」などという悪名まで得てるような予備校に
子供を預ける親御さんもどうかとおもいます

エビシャコが親ならまず預けたりはしませんし
どうしてもというのなら学長先生に消えていただいてからですね
あとエビシャコも入学します(ドヤ

なんか今、「親バカでもバカ親でもないただのバカ」とか
どっかでつぶやかれた気配が・・・

ついでに、「獄門塾」も興味あったりします
主に食べ物の方で


カロリーメイトのようなパワーバーとか
蕎麦茶とか
あと特に食材をゼリー状に加工した「勉強食」とか
すごく、おいしそうで!!

失礼、話を戻します

恋人の復讐を決意した彼女ですが・・・
当然ながら犯罪などド素人
ですがこれを「受験」と割り切って
猛勉強を始めます
推理小説などトリックのネタになりそうなもの
犯行に使えそうな話を
片っ端から熟読し
(彼女は真面目そうなので、たぶん全巻読破)
徹夜でトリックを思いつきます

エビシャコの経験から言いますと
「グッドアイデア」というものは
意外と布団の中で思いつくものですよ
あと夢の中とか

なので、著名な作家の人とかは
夢の中の出来事をメモするための手帳を
常に枕元に常備してたりします

それと、睡眠不足は判断力を奪うので
熟睡するのがおすすめ
睡眠は脳を休める生理現象ですから
とても大事です

それはともかく
浅野遙子先生の犯行が他の犯人と
一線を画している点は
当の金田一少年を巻き込んだ心理トリック
です

敢えて一度自分に疑いが向くように仕向けて
その後に釈放されるという
「一度疑われて無罪放免にされたらまず疑われない」という
セオリー通りの心理トリックをきちんとやりつつ
金田一少年に敢えて接近したり
彼の同情心を引き出したりすることで
自分に対する疑いを霧散させます

そのため
あの金田一少年に自らが用意したシナリオ通りに踊ってもらい
一度は完全犯罪を成し遂げかけるという
大金星を挙げます

金田一少年が違和感を覚えて一度披露した「シナリオ」を捨て、
真相にたどり着かなければ
唯一金田一少年がミスリードして完全解決できなかった事件として
歴史に名を残していたでしょう

それと、もう一つ

エビシャコとしてはですね
「ついで」でいいので久米裕一朗学長さんも
吊るしておくべきだったと思うのですよ
いえ、むしろ
この環境を作り上げた
彼こそ真っ先に吊るすべきだったかと

斬首でもいいですよ

彼がしっかり対応していれば
深町充をはじめとした
多くの若い命が無駄に失われることもなかったでしょう
この事件も起きなかったでしょう

正直、今回の被害者たちもどうしようもない連中でしたけど・・・
久米裕一朗学長のどす黒さの前には霞んで見えます

間接的な殺人もOKにして自殺者数を計測したら
金田一少年シリーズにおける個人による殺害人数はトップに躍り出るでしょう

ゲリザギバス・ゲゲルやってるんじゃないですよ
実際にこのやり方やったら時間かけすぎて自爆大爆発確定ですけどね

子供たち
国の未来を担う宝であり
決して
毎年一定数は生まれる消耗品ではないのです
から

ではまた

 

(追記)

「金田一少年」と「コナン」を見て気づいた点は・・・
双方とも相違かなり大きいですけど
もっとも大きな点は
「事件の後」の対応と思われます
金田一少年は犯罪を暴き犯人が捕まった後も
勘違いを正したり
諭してあげたり、隠されていた事実を教えてあげたり
時には、死んだ犯人の名誉のために敢えて真相を隠したりなど
「アフターケア」を欠かさず行っています

前述の地獄の傀儡子さんみたいなのは
本当にレアケース
というか
たぶん口で言っても改心しないでしょうし
何より
面会に行ったその場で「ドッキリさせたいから」という理由で
華麗な脱獄劇を目の前で披露とか
やりかねないので

つまり、「アフターケア」のしようがない相手には
さすがに金田一少年もお手上げということです
下手につつくとやる気出して何しでかすか
分かりませんからね、
地獄の傀儡子さんは(誉め言葉)

対して工藤新一少年
今は「コナン君」ですけど・・
彼がやりたいのは「犯行やトリックを暴いて犯人を捕まえること」だけ
それだけです
捕まえたらそれで終わり
真相を暴いたら、あとは放置
「アフターケア」どころか
犯行理由を言って守りたい人間に表明した犯人に
「ただの自己満足」とバッサリ切って
堪忍した犯人を完膚なきまでに人間関係含めて再起不能にしたり
当人が隠していた「想い」を動機を明らかにするためとはいえ
皆の前で堂々と曝すなど
一切の容赦がありません
「殺人者の気持ちなど分かりたくない」
理由を語ってはいましたが・・・

恨みを買うには十分すぎる言えます

何が問題かと言うと

捕まった犯人に
勝手に首突っ込んできた第三者への殺意を
探偵への憎しみを芽生えさせるには
その「塩対応」「傷口に塩を塗り込む行為」は
十分すぎると言えるのです

事実、彼がいつも麻酔で無理やり眠らせて
そろそろ小五郎のおっちゃん死ぬんじゃないですかね?
毎回ヒヤヒヤしてます
名探偵役に仕立て上げてる毛利小五郎に
犯人の憎悪が完全に向いてしまい
脱獄して殺し屋を雇ってまで報復を実行したケースもあります

金田一少年はともかく、
コナン君の場合は年齢のループが終わって数年したら
地獄絵図でしょう
たとえ黒の組織を壊滅させたとしても
作中における組織関連の犯罪はほんの一つまみ程度な上に
日本の法律では殺傷人数が一人二人だと数年で出たり
無期懲役確定でも模範囚ならわりと早く出所できたりするので
あと、「執行猶予」という
「有罪だけどその期間内に何もしなければ放免します」という
制度もありまして

捕まえた当人は忘れるかもしれません
(そもそも気にすらしてないようですけど)

こんな捕まえ方をされた犯人の方は恐らく死ぬまで忘れないかと

ホームズにあこがれて探偵になった彼ですが
その「ホームズ」の中に記されていたその危険性
コナン・ドイル先生が作中に記した警報までは
考えに至っていないようです・・・

きっちり記されているのですよ
「恨みに思った犯人が報復しに戻って来るパターン」が
有名なところでは
ライヘンバッハの滝でモリアーティ教授との決闘に勝利して
生還しつつあったところで
教授の一味でホームズの生存を知る銃の名手のセバスチャン・モラン大佐が
ホームズを狩りに赴いたり(「ホームズの帰還」)、
かつてとある地域の事件を解決し
犯罪組織を一網打尽にしたピンカートン探偵社の元探偵が
死刑を免れ出所した組織の残党に命を狙われたり(「恐怖の谷」)

しかも後者の場合は、刺客として出向いた仲間が返り討ちに遭ったのを察した
他の生き残りが地元のプロ有力組織=モリアーティ教授一味に「仕事」を依頼して
復讐を成功させるという事件後のオチまでついています

(餅は餅屋、とはよく言ったものです)

あと、一度くじけば諦める程度なら最初から報復など実行しません

「恐怖の谷」の例のように
相手は報復の完遂のためなら手段を選んでくる相手ばかりではありません

はたして彼がそこまでの「覚悟」をしているのかどうか・・・
答えは原作者の青山先生のみぞ知るというところでしょう

ただ・・・
要らぬ恨みを買い続けた人間が
どういう末路を辿るか
ということは
「狼の口」のレビューで述べた
「お代官様の末路」を見ていただければ
察しは付くかと思いますが

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