【まんが・コミック感想】鬼役 10 橋本孤蔵 坂岡真【レビュー】【ネタバレ注意】

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【まんが・コミック感想】鬼役 10 橋本孤蔵 坂岡真【レビュー】【ネタバレ注意】

 

急ぐからこそ、走る!(籠担ぐ人が)

 

【まんが・コミック感想】鬼役 10 橋本孤蔵 坂岡真【レビュー】【ネタバレ注意】
あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・超高速登城

 

主人公の矢背が江戸城でお勤めしていると・・・
どしゃぶり
ですが、規定により江戸城内の曲輪内では蓑はおろか傘すら許されないので
濡れネズミです

江戸幕府ブラック企業説が浮上しますね

その目の前で、ご老中「水野忠邦」の籠がやってきます
その籠めがけて直訴の百姓たちが突撃しますが
行列は百姓たちを跳ね飛ばして直進

↑コレ思い出しました

一体何キロ出してるんですかね!?

だから、遅刻ギリギリで来るのはやめなさいって
余裕持って出社してくださいって
アレほど・・・
人が跳ね飛ぶって相当な速度出さないと無理です
人であろうと車であろうと
しかも人間にぶつかって無傷どころか
速度を落とさずの直進です

このペースが維持可能なら伝説の
「超高速参勤交代」も可能かもしれませんね
随伴者たちがよほど鍛えてないと無理ですけど

そんな水野超特急便(勝手に命名)に斬りかかる武士が現れます

3人倒したところで槍持ち二人に仕留められます

やっぱりめちゃくちゃ鍛えてるでしょう!?
一応、矢背は水野忠邦を守るべく籠の前に滑り込んでましたけど
主人公の役目を名無しのモブが奪った形です
いえ、この場合は「名無しのモブ」が強すぎたせいですね

そして刺客はなんと、矢背の顔見知り「矢代田」でした
が、すでに致命傷を負っていたため「頼む」とだけ言い残し死亡

それを見て侍たち「ひっ捕らえよ!」


死んでますが?

「オラ!オラ!オラ!」

あなたたちでは話にならないので
クレイジーダイヤモンド使える人呼んでください#


だから、クレイジーダイヤモンドを


あの・・・もしもし・・・?


・・・・・・・・・・・・


ミンチよりひどい・・・

 

・噂にヒレが付いた結果

 

(死体だったものを見ないように続行)
さて、この時の戦闘は主人公
全く何もしてないのですが
なぜか城内では矢背が刺客を仕留めたということになっており・・・
そのせいで刺客の身内から恨まれ狙われる羽目に

あまりにもひどい仕打ちと言えましょう
矢背殿が本当にお気の毒です

さすがに主人公、「矢代田」が狼藉を働いた理由の調査を開始します
そこで、水野忠邦が治める甲府に彼が配属され
彼の上に当たる仙波久秀が失言から水野忠邦の怒りを買い降格
その事を恨んで謀殺を図ったことに辿り着きます

今回は上司の橘右近よりも先に「矢代田」の身内に事を報告
仇討ちに協力することを取りつけた後で
橘右近に報告して「鬼役」の勤めを行う許可をもらいます

ここであっさり許可が出るあたり、
主人公の人望や人徳がうかがえますね

 

ちなみにこのお話で出た献立は

・ヒラメの刺身
・かまくら漬け
・鯛の子の塩辛
・スズキの塩焼き
・アワビの蒸し味噌和え
・塩サバ
・カモの濃漿
・タデとミョウガのお吸い物
・キスの塩焼きと付け焼き
・カマボコと卵焼き
・ウリの奈良漬け
・からすみ
・(定番)鯛の尾頭付き
新しく将軍職に就いた徳川家慶公は大酒飲みで塩辛いものを好まれたから
このメニューだそうです

分かります(↑コイツも呑兵衛)

エビシャコは甘いものも好きなので
「どっちかにしろ」と言われますけど

 

・江戸時代の「マスコミ」

 

「読売の寛太」と言う男が次の話で出てきます
瓦版(今でいう新聞)を作って配る仕事をしている人です
主人公が遭遇した
酒乱の侍による斬殺事件を扱った瓦版を
配っていたのですが・・・
その内容が仇討ちを煽り起きるように仕向けるものでした

さすがに主人公は咎めます
と、いうのは
「仇討ち」の美談で知られる成就話とかは本当にごく一部で
実際は一生涯追いかけたものの相手が行方をくらましたままとか
逆に返り討ちとか
散々なパターンが多かったそうです
一応、制度として機能しているとはいえ
被害を受けた側が確実に報いを相手に与えることが可能とまでは
言い切れませんでした

対して寛太は
「煽って煽って仇討ちに持っていくことこそ読売だ」
と、言い切りました

エビシャコはコレ聞いて


この男は
生かしておいちゃいけない部類だと
確信しました

いくら人の命の軽い時代とは言え
やっていいことと悪いことがある上に
確実に死者が出る方向に
分かっていながら持っていくなど
殺人と全く変わりません

それも
自分の手を汚さず人の手を汚させた上に
それを娯楽目的でやろうと考えているだけ

北斗の拳の世界のモヒカンたちが
無垢な赤子に見えるレベルで悪辣だと言えます

主人公さすがにバッサリ行くかと思いましたが
瓦版の金型を破壊するにとどめました

矢背殿
斬ってもいいんですよ

今回ばかりはさすがに
許しますよ

 

その後、懲りないこの男は
事件現場に一緒にいた目撃者である矢背殿の奥さんまでも巻き込んだ挙句に
新しい瓦版を刷って配る始末
結果、仇討ちが起きることになり
矢背は助太刀をすることになるのですが・・・

実はこの時、世論に押される形で
斬殺事件の調査が開始されていました
仇討ちが起きなくても
幕府の方で犯人を処断していたかもしれないのです
処断できない場合は、「鬼役」の出番

どっちにしろ相手は詰んでいたのですよ

どうにか仇討ちは成功したものの
非常に危険な状態に主人公も
仇討ちを行った被害者の身内も置かれたことに
変わりはありません

あの時、情けなど起こさず無礼討ちにしていれば
こんなことには・・・
その優しさが主人公の良いところではあるとはいえ

まぁ、次はないでしょうね

主人公が手を下す前に
どっかで殺されるほどの恨みを買って
消される可能性の方が大きいですけど

 

・父と子

 

仇討ちの相手=斬殺事件の犯人「戸沢蓮四郎」
「二人の父親」がいました
一人は実の親で御槍奉行「深町弾正」
もう一人は次男坊で行く場のなくなった彼を
代わりに地位を得る形で引き取った養父「戸沢白雲斎」

「戸沢蓮四郎」が荒れていたのは
行き場のない自分の立場が原因でしょう
が、
果たして彼は愛されていなかったのかと言うと
疑問が付きます
「深町弾正」はその立場を利用して庇いました
「戸沢白雲斎」は元僧侶ですが槍の名手で
自ら主人公への刺客として殴り込みをかけたり
仇討ちの場でもその場におり
「戸沢蓮四郎」が討たれた際には
膝から崩れ落ち
次には激高して主人公へ斬りかかりました

エビシャコには彼の行動が
本当に得た地位を失いそうな事から起こしたものとは
思えません
恐らく、養子を得た当初こそ地位が目当てだったものの
育てているうちに愛情が湧いたのでしょう
ああなってしまったとはいえ
血のつながりがないとはいえ
それでも彼にとっては可愛い息子だったのです

彼はその後、また仏門の道に戻りました
恐らく亡くなった息子を弔うため

悪党と言えど愛を持つ人間なのだ
このエピソードは語っている気がします

ではまた

 

 

 

 

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