【まんが・コミック感想】るろうに剣心 ─ 明治剣客浪漫譚 北海道編 ─ 2 和月 伸宏 , 黒碕 薫【レビュー】【ネタバレ注意】

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るろうに剣心 ─ 明治剣客浪漫譚 北海道編 ─ 2 和月 伸宏 , 黒碕 薫

 

ついに「剣客兵器」と接触!

 

るろうに剣心 ─ 明治剣客浪漫譚 北海道編 ─ 2 和月 伸宏 , 黒碕 薫
あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・左之助参戦(&北海道の猛獣について)

 

明日郎&剣心一行は北海道に到着します
そこで「あかべこ」で揉めた人買いらしき一味とぶつかります
その乱闘に、アメリカに逃亡していたはずの左之助が乱入!

誰もが「誰?」と
散々つるんだ仲のはずの剣心までも心の中で問う始末

一方で人買いらしき一味は
かつて志々雄一派「賊」へ人員を貸し出していたことに加え
ここにきて剣心を「仇敵」呼ばわり
アフロヘアーの男だけでなく忍者のような装束に身を包んだ雑魚戦闘員が多数出現
さらに頭目らしき老婆の指示と引き際の手際の良さを見せるなど
ただの人買いではないことを伺わせました

そして剣心=人斬り抜刀斎と知った旭さん
行方をくらませます

剣心一行も左之助が加わって戦力「は」増加しました
戦力「は」

全員が全員(阿爛除く)
地理に破滅的に疎く
目的地の「函館」(ちなみに現在地は函館山麓)に
北海道の地図を指さして全員が全員バラバラの
しかもハズレの地域を言い当てる始末
(唯一一行の知恵袋ともいうべき阿爛のみ正解)

「北海道広すぎ!!」

この発言を聞いたエビシャコは
敵に殺される前にどっかその辺で野垂れ死にしやしないかと
かなり心配になりましたよ・・・

しかも当時はニホンオオカミよりも大型の「エゾオオカミ」が健在
そして今なお人々に牙を剥く日本最強の猛獣「ヒグマ」
当然いるわけで・・・・・・・・・
地元のアイヌ民族の方々をして「キムンカムイ(=山の神)」
名づけ恐れられ、狩りで捕まえ育てられた熊は「イヨマンテ(神を行かせる、神の国に送る)」という
祭事にて特別な存在として「送られる」という事実もあることから
その存在がどれほどの脅威か、推して知るべしでしょう

カンナちゃん、あなたのお父上のことではないですよ;

ちなみにアイヌの方々も無策と言うわけではなく
「帯を外して振り回す」という撃退方法を編み出しています
帯をヒグマが嫌いな蛇と誤認して
ヒグマが竦んだ隙に逃げるというものです

言うまでもなくトリカブトの矢もなしで立ち向かうなど
無謀の極みです

明治時代当時も銃はありますが
熊は完全に絶命させない限り向かってきて攻撃してくる上に
骨も頑丈でヘッドショットに成功しても即死とは限らないのです
その上、「バックトラック(戻り足)」という
「自らの足跡を踏みながら後退し、その途中で別方向へ跳ぶ」と言う行動で
追跡を攪乱することもあります
もちろん、その図体に比べて臆病な熊さんが「そのまま逃げる」などまずないのです
もしこれに遭遇したら
相手は側面か後方から体勢を立て直して奇襲すべく
すでに向かってきている最中と想定した方がいいでしょう

そのため、「またぎ」などの熊撃ちはパートナーとして鼻と耳の効く猟犬を用いるのです
人間が見落とした、あるいは気付かない兆候も
彼らの優秀なレーダーなら探知が可能なので
逆に言うと、猟犬を連れているか否かで危険度がかなり違います

敢えて「危険度」と言う言葉を用いました
「成功するか否か」より「生きるか死ぬか」という問題に
熊のテリトリーに入ったその瞬間、”すでになっている”ので


ジェラートX:ほとんどお前の「危険生物うんちくコーナー」になっているぞ?

この記事書いてるの春なのでタイムリーでしょう

 

・写真が怖い

 

旭さん探しを明日郎&阿爛に任せ
剣心一家&左之助は八幡坂の「田本写真館」
この写真館、あの「田本 研造(音無榕山)天保3年4月8日(1832年5月8日) – 大正元年(1912年)10月21日)」の
写真館です
が、その田本研造氏に対してまず一行が放った一言は
「誰!?」

・・・ひどいですね・・・

田本研造氏、ちょっぴり傷ついてました

ちなみにこの写真館は今も引っ越す形で実在しており
「箱館戦争の際に撮られた洋装姿の土方歳三」をはじめとした数々の当時の写真があります
残念ながら本家本元の「田本写真館」は大火で度々焼けてしまうという悲惨な目に遭い
今はその場所には「田本写真館跡地」の石垣があるのみです(末広町)
現在は場所を変え明治42年に旧北海道庁函館支庁庁舎として建てられた建物である
函館市の元町公園内にある函館市写真歴史館がそれです
気が向いた方はぜひどうぞ


ジェラートX:イヤに持ち上げているが、北海道はお前の出身地ではないだろう?

北海道は好きなのですよ♪

そして田本研造氏は武林盛一氏をはじめとした多くの優秀な弟子を育成した事でも有名です
さらにさらに、当時としてはかなり長寿の81歳で生涯を閉じていることも付け加えましょう

さて、せっかくなので一枚写真を撮りたい薫殿
「魂が吸い取られる」という迷信を信じて写真を撮りたくない剣心
息子(剣路)を武器に迫る薫殿
飛天御剣流の足運びで退く剣心
この攻防は見ものです

士道不覚悟かつ敵(奥さん)前逃亡ですよ、このラストサムライ・・・

ちなみに剣路君父似の容姿のせいで、初対面で左之助に「剣心が縮んだ!」と誤認されました


どうか両親のボケまで遺伝していないことを
切に願いますよ・・・

 

・剣客兵器たち

 

こんな騒ぎを夫婦がしている頃
北海道に赴任していた元新選組の「斎藤一」
かつて志々雄一派との戦いで剣心たちが救った「新月村」の生存者で
今は警察隊の一人である「三島 栄二」らと共に
函館山を占拠する謎の勢力「剣客兵器」と一戦を交えていました
対峙した剣客兵器の一人「凍座 白也」は彼らの実力を認め
敢えてその身を逮捕させます
ですがそれは、彼なりの考えがあっての事でした
「凍座 白也」は独特の視覚と認識を持ち
「人間が他の生物に見える」のですが・・・
「牛」や「豚」などの「家畜」「畜生」は対等と認めず
「狼」に見えた斎藤一らしか認めません
ちなみに「三島 栄二」は「小鬼」と見て認めています
あの子に関しては、今後化ける可能性が高い
と見てると言ったところでしょうか?
たしかに、彼は見込みはかなりあると言えます

そして後日、「三島 栄二」の案内で剣心たちは
彼が収監される刑務所へ
剣心と対峙した白也
めちゃくちゃ歓喜して歓迎します
そして仲間の差し入れた「酒と肴」一式を取り出し
上座に案内して歓待
(「大根の漬物」を肴に選択しているとは、なかなかやりますね)

白也の口から語られたのは「剣客兵器」の出自と目的でした
彼らは元々は「元寇」で外国の力を目の当たりにした鎌倉武士の末裔で
「日本の外敵」に対抗すべく本州を離れ北海道で修練を重ねたそうです

なるほど・・・エビシャコのご先祖ともどこかで繋がりがあるかもしれませんね

↑ちなみに鎌倉武士の典型例

そして、「文明開化」を果たした日本はいずれ
外国と戦う時が来ることを予言します
(史実見ると妄言とは言えないんですよね・・・)

ですが、彼は言います
「戦いの場数が足りない」
彼らは「諸外国に対抗可能な戦士を作り出す」ために
敢えて戦を仕掛けているとのことでした

そして「凍座 白也」は「剣客兵器の一人」に過ぎません
函館山にいたのも、「凍座 白也」が所属するだけのグループ(先鋒)に過ぎず
さらに多数の「剣客兵器」が存在しており・・・
北海道を「実験場」にするつもりとのことです

正直、前述した猛獣たちが人肉を覚えるのはよろしくないので
できれば避けてほしいところ
もしくは死体処理はきっちりして欲しいところです
ヒグマは本当にシャレにならないので

ただでさえ悲惨な食害事件引き起こしている上に
肉食性がかなり強いのですよ

アカカブト様はこんな図体と毛の色ですが「ツキノワグマ」です、ヒグマは側近さんの方

 

よく「クマよけの鈴」などの「音を出して人がいることを知らせる」という
防御策がありますけど
あれは「人間を恐れて向こうが逃げてくれる」から通じるわけで
例えば「人間を狩りやすい獲物」とみなしている相手だった場合
相手に自分の居場所を教えているのと同じになってしまうのです
さらに悪いことに、「人間の味」を覚え人間を狩ることを
学習した動物は、その後も繰り返し人間を襲うようになります

「三毛別事件」は「熊嵐」というお話にもなっています
興味が湧いた方は自己責任でどうぞ

 

・それ第二次世界大戦の!!

 

剣心たちが「凍座 白也」と対峙している頃、
別のグループの「剣星」という
当時はあり得ない兵器によって札幌の刑務所が襲撃されていました

この「剣星」
見た目は「大きなロケット花火の先に大きな槍を付けたもの」ですが

・・・え~とですね
このだいぶ先、日本が昭和になった頃
ドイツでナチスっていう後半かなりやらかす
頭がおかしい人たちが出てくるのですけど・・・
その人たちが敵対したイギリスに「V2ロケット」という
大型の長距離ミサイルを撃ち込むという今でいう弾道ミサイル構想みたいな
兵器開発と運用をしまして
しかも本当に作って本当にやりましたからね
狂人の発想でなければこの技術力を
もっと有効活用してたんでしょうけど

ちなみに「V2ロケット」を作った陸軍に対抗意識燃やした空軍が
「V1飛行爆弾」を開発して投入したり・・・
それ以前からイギリスは「ザ・ブリッツ(ロンドン大空襲)」と呼ばれる執拗な空爆を受けていました
が、イギリスの人々の一丸となった抵抗により失敗に終わります
(当時のナチスドイツが条約結んだはずのソ連に手を出すという自殺行為に等しい馬鹿をやらかして
手一杯になっていたのも要因としてかなり大きいです)

長々書きましたが、つまり彼らはこの「V2ロケット」と似たものを
この明治の時代にすでに作成して運用しているという事です
さすがに射程距離は「V2ロケット」ほどではありませんし
レーダーどころかコンピュータすらないので目視と測量で当てているわけですが

それでも「開発し運用している」と言う点は無視できないところではありますね

 

・あの人たちは・・・?

 

刑務所が襲撃される前、そこに収監されていた「賊の一人だった男」
別の場所に逃がされていました
その男とは・・・
安慈和尚
十本刀の一人「明王の安慈」として志々雄一派に加担し
もし志々雄真実が彼の理想に違う人物であったなら
自ら倒すこともいとわないとまで言い切った破戒僧でしたが
それは、彼の愛する少女と孤児たちが「廃仏毀釈運動」を
盛大に勘違いして虐殺を行った馬鹿な村長一派の暴挙に巻き込まれるという
哀しい過去あってのものでした
少女と孤児たちが輪廻をくぐって転生してきた時のため
彼は国を正しくしようとしていたのです

ですが、左之助との決闘で彼はようやく「救われ」、
警察へ自首、救済処置の協力要請を断ってまで罪を償う道を選びました

さらにですね・・・
十本刀の一人にして志々雄真実の唯一の弟子ともいうべき「瀬田宗次郎」もまた
北に向かっていたはずなので
ひょっとしたら二人が出会うかもしれません

安慈和尚ならヒグマに出会っても大丈夫でしょう
物理防御無効技(二重の極み)があるので

ではまた

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