【まんが・コミック感想】鬼役 11 橋本孤蔵 坂岡真【レビュー】【ネタバレ注意】

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鬼役 11 橋本孤蔵 坂岡真

 

将軍家の確執回です

鬼役 11 橋本孤蔵 坂岡真
あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・隠居したはずなのに

時代は、江戸!!


ざっくりすぎだ!!!


家慶公の時代ですが、父上の家斉公は隠居して健在

ちなみに家斉公は
特定されるだけで16人の妻妾を持ち、男子26人・女子27人をもうけたそうです
(成人まで生き延びたのは半分ほどだそうですが)


家康に倣わずとも・・・

家康公もすごいですよね
妻妾は20人ほどで実子は男女計16人
さらにこれに養子まで含めると数がまた跳ね上がります
ちなみに竹千代君(後の三代将軍家光公)が生まれてからは
孫可愛いおじいちゃんだったというお話がちらほらと・・・

それより、今回も事件が起きます
まず、鷹狩りで家慶公の首が暗殺者に跳ねられます!

鬼役11・完!!

ではまた・・・

 


終わるな!!!!!


きちんと暗殺者は平井又七郎が仕留めたし
家慶も影武者だ!


その通り
ちなみに主人公の矢背殿は「酒豪の上様にしては顔の赤らみが酒の量と合っていなかった」
最初から疑っていたそうです


冒頭のアレか・・・相撲取りが土俵で使う杯ほどはあるが・・・

「お椀の蓋や大皿にを自ら注いで飲んだ」

という記録が残っていましてね

研究によると彼は「真っ赤な酒を好んだ」そうで恐らく「熟成古酒」と思われます
さすがの私も、肴なしで飲めと言うのはつらいです
できれば肉が欲しいところ

どっちにしろ
お前に酒を渡したら鷹狩りどこじゃ無くなるだろ

酒宴にしかならんな、どう考えても

(否定できない)
さて、この事件の犯人はまだ分かっていません
ただ「上様の命を狙う者がいる」という情報のみが
はっきりしています

探偵は呼ぶなよ!絶対に呼ぶなよ!!

その後、別の影武者「佐平」が毒饅頭を盛られますが
矢背殿の咄嗟の機転で助かります
大量の水を飲ませて吐かせることで
胃の洗浄と毒物除去を同時に行ったのです

さてこの
毒殺を図る道具として今や伝説ともいえる存在である
毒饅頭ですが・・・
今回は餡子の方に毒が仕込まれていたそうです
美味しそうですね

お前の中で「毒饅頭」は一体なんなんだ?


この件でも犯人は分からず
重役の「中野清茂」が浮上したものの確たる証拠もなく・・・
ですが、家慶公が日光参拝を行いその立場を確たるものにしようという画策と
その費用に洋銀(メキシコ産の銀)を売って当てるという策を
行っていたことが分かったことで
犯人が発覚します

その犯人は・・・
ルコア様ではありませんでした

マテ、ケツァルコアトルが絡む要素がどこかにあったか?


アレだ、南米に征服者どもが攻め込んで
次々に国を滅ぼしていただろう?
たしか、メキシコにあるのはアステカ帝国だったか?

一応、コンキスタドーレたちには
「MM世界のベング高原には手を出さないでほしい」と警告はしてありますけどね
ローラン同士殺し合っても詮無きことですし
Revo様のご不興を買う真似は避けたいんで

(お前の場合は「警告」「無視したら躊躇しない」って意味だろう);


では、犯人を言いましょう、それは・・・
家斉公です

馬鹿かこの御隠居は?

隠居が現役を殺してどうする?
江戸幕府に自分で引導渡す気か?

家斉公は家康公に倣ってはいたものの
その「器」までは倣っていなかったようで・・・
結果、矢背殿へ将軍警護の重責が回ってきます
もう一人の影武者役に彼がお世話をしていた青年で
家慶公の御落胤「望月宗次郎」が指名され、
矢背殿にはますます絶対に失敗できない任務になっていきます

そして、彼の上司の橘様は
「必要とあらば家斉公の首を獲ってもいい」という
許可までも与えました

エビシャコ、「取る」の字!!

 

と、アテルイ様も仰っておられますし♪


お前が大将首を狙うな!

 

・無謀と度胸の履き違えの結果

さて、費用が集まったので将軍一行は参拝に出発
お忍びではなく、大名行列もかくやと言う規模の
18万の大行列です

が・・・
暗殺者が狙ってくるだろうからこの警備のはずなのに
将軍様は影武者が影の役目してくれていることも忘れて
雨で増水している荒川へ突撃
慌てて矢背殿性質もあとを追いかけますが
渡り切れたのは1000ほど・・・


この将軍様、馬鹿じゃないかと!!


おお、久しぶりに出たなそのワード


しかも焚火の爆ぜる音に驚いた
平井又七郎が焚火に当たって温まっていただけの農民3人を無礼討ち


どこのヒグマだ平井又七郎は?

 

↓私のいい音はコレ♪

私は・・・

↑マイベスト「いい音」


なお、平井又七郎はこの後も直訴に来た農民を無礼討ちした結果
影武者「佐平」にやめるよう懇願され
影武者でなく上様じきじきの懇願と思い込んだ彼は
その場で切腹して果てます


爆弾か何かでも頭の中に仕込んでいるのかこの男は?

さて、お供がわずか1000に減ったことで
暗殺者たちもついに本腰を入れます
襲って来るのは「静原冠者」という忍びの一団でした


襲ってくるのは当たり前だろう!?
むしろ「襲って来い」と将軍直々に言ってのけたようなものだぞ
この不始末の数々は!


悲劇はさらに続きます
日光参拝の例大祭
さすがに影武者を立てるわけにもいかない神事を
将軍様は堂々と行い
神橋を渡るという神事の最中
橋が崩れ、刺客が襲来します
この騒ぎで付いてこれたお供は激減、逃げた先にいた味方を入れてもわずか200余りに・・・


もうこの馬鹿将軍の首を敵に差し出して
帰った方が良くはないか?

そうはいかないのが武士のつらい所なのですよ
忍びだけではありません
家斉公直々の銘を受けた諸藩の軍勢が集結しつつあったのです


囲まれたら終わりだぞ


彼らの生命線は、向かう先にある「甲府城」
そこで立てこもり援軍を待つという策に
彼らは打って出ます
援軍のあては「水野越前守忠邦」
ちょうど近辺の古河城へお供1000ほどを連れて入城していたところでした

 

・正しい籠城戦口座

はい、ではここで籠城戦についての解説と言うか
ざっくり説明をします

一応、矢背殿の今置かれている状況に加えて
「甲府城」という地形条件から
・援軍は期待できても補給は期待できない
・食料はむこう数年分
・城内のあちこちに井戸がある
・果樹など食料補給のあてになる樹木も植わっている
↑これを前提にしています

ベストとは言わないまでもベターなほうですね


ベターですらなかったらどうするのだ?


そういう場合は
そもそも「籠城戦」を選択しないでください
負けが確定してるんで籠って戦うだけ無駄です

お前がそこまで言うという事は
「籠城戦」に追い込まれた時点で相当
追い詰められているという事か


そもそも「籠城」というのは急に攻められたりとか
敵の大軍が来ていて真っ向勝負で勝てそうにない場合の
あくまで「緊急手段」
「敵に包囲されて逃げる事もできない状態」の時点で
想定される戦況に置いて「最悪」に分類されることですから

利点として「城攻めは攻める側は守る側の倍の兵力が必要」なので
攻めてきた側に数が劣っていてもどうにか互角にまで持ち込める事です
後は「根気の勝負」

とはいえ、永遠に続けること前提でやる事自体間違っていますし
そもそも「守り」に主眼を置いた戦いなので
敵の領地に攻め込んで城を奪うとか対象を討つとかいう話じゃないんで
援軍のあてもないならじり貧です!


援軍があるだけマシということか


それに、「甲府城」は元々は武田氏滅亡後に甲斐を領した徳川氏や豊臣の大名らが
武田の旧領民たちを支配するために築いた城
豊臣政権においても家康公を牽制する重要な城であり
江戸時代に入ってからは将軍家に最も近い親藩である甲府藩の城とされてきました
そのため「甲府」の地は徳川の一族かそれに認められる人物でなければ
拝領などまずされない特別な地でした
あの綱吉公の寵の厚かった大老格「柳沢吉保」が拝領されたことで有名ですが
この事実こそが逆にどれだけ上様の信と寵を受けていたかを示す証拠でもあるのです


そんなに特別な地なのか、「甲府」は・・・

だから、戦国の世が終わったからと言って
備えくらいはきちんと継続しているはずと言う前提で話を進めています
まず、一人につき一日に米一升を支給
各自それを朝昼夕の3回と緊急時の1回の計4回に分けて食べる事にします
もちろん、味噌などの兵糧も配られます
この食料配給は鎧兜を身に着けての合戦前提の配分でもあるので
そういった重い装備のない矢背殿たちにはそれよりいくらか少なくても
十分すぎるでしょう

それと、本来は領民を中に入れたり田を刈取ったり武器になりそうな農具を没収したり
・・・などなどの作業が必要ですけど
今回は割愛


他国の大名との合戦ではないからな
そもそも徳川が天下を取っているし

それと、最も重要なことを言います
「籠城」するからには「必ず勝つ」事
「絶対に負けない」「援軍は必ず来る」

「負けたら切腹」
これらを絶対条件かつ前提にして
全員へ伝達しましょう

つまりは「やる気」があればいいのです
「自分たちは絶対に勝てる」
食料が大量にあっても意志を挫かれれば負けは確定です
「城」という閉鎖空間の中で敵を追い払うだけの戦闘ですが
戦闘員にはかなりの精神的負担になります
なので、落城確定ともなると脱走や裏切り、発狂が相次いで
戦闘どころではなくなります


なるほど、先ほど「根気の勝負」と言っていたのは
そういう事か

さて矢背殿たちは堀の一部の水を抜いたり
曲輪各所に「大狭間筒」という大型の火縄銃を配備したり
城の各所へ罠を張ったりします


城内へ敵を入れるのか?

200人ではすべてカバーできませんからね
外側を捨てて本丸を中心に可能な範囲を守るのは
良い選択かと

「相手が1000人でこちらが200余だから
もって半日」
とか言われていますが
よほどのへたでも討たない限り
そんな急速度で落ちる城はありません
逆に言うと「城攻め」はいかな名将であっても一日では為らない
難題でもあるのです
攻め手も敵の激しい抵抗で日に日に消耗していきます
持ち込んだ食料が尽きたり補給も望めなかったり
戦える兵がいなくなったりしたら
撤退するしかありません

この時、撤退するそぶりを相手に悟られると
城から打って出られて
追撃を食らうので油断もできないのです

攻める側も守る側も高いリスクを支払うことになるわけか・・・


特に「根気」
これは重要です
かの北条氏も「小田原城」という代々北条氏が受け継いできた
鉄壁の城塞都市がありながら
豊臣秀吉の小田原攻めで20万を超える大軍に包囲された上に
援軍も望めず投降・離反も相次いだせいで
「心」をぽっきり折られて降伏したという経緯あるので

 

・甲府城決戦!!

エビシャコ・・・
こいつら、城の中に敵を入れているようだが?
しかも「城内で白兵戦」しているぞ


私のさっきの解説!!!!!

いくら戦国時代から長く経ったとはいえ
なんでいきなり白兵戦してるのですか!?


こういう場合はどうなんだ?

どうって・・・
籠城戦で城の中に敵を入れて白兵戦って
大体は城門も曲輪もあちこち攻略された後の「最後の方」なのですよ
主に城主やその家族や側近が自害して
本丸に火を放つまでの時間稼ぎとか・・・


それは絶望的だな・・・
つまり「最後の抵抗」というわけか


周囲ガッチリ敵に囲まれているので
抜け穴でも用意してない限り脱出は不可能ですからね
というか・・・
そんな戦い方すれば「もって半日」当たり前ですよ・・・
城の中に敵をわざわざ入れて白兵戦するとか「へた打つ」ってどこじゃないです
本当に落城直前にすることですから


だが主人公は「浅斬り」で敵を殺さずにいるぞ?

それは別にいいんです
負傷者は回収して治療する必要が生じるんで
敵の戦力をより削ぐことができますから

(そういう悪辣な考えではなく
「無駄な血を流さず守る」とか言っているが・・・?)


日が暮れたために家斉軍は撤退しますが・・・
夜中に襲撃をかけてきたのは
「静原冠者」のみでした
こちらも主人公たちが迎撃し撃破したのですが・・・
家斉軍は夜襲をかけることなく
翌朝の総攻撃に移る模様

・・・・・・・
そこは、相手を油断させた上で
軍を立て直して夜に再度襲撃かけるとか・・・

寝させないために夜の間中、銃撃砲撃続けるとか・・・

エビシャコ!
これ江戸時代!
鎌倉とか戦国ではないぞ!


ただ、この不利な状況下で
それでも戦意が失われていないのは
彼らの忠誠心の厚さでしょう

さらに、影武者のはずの「佐平」が一同を激励し
戦意が一気に高まります


が、それでも
「総攻撃が始まったら一刻ともたない」そうで・・・
・・・だから、橘様
城門閉じて立てこもりましょうよ!!
狭間から撃ちまくったり上から石落したり!


それは戦国時代でやれ!


ほどなくして、夜が明けると・・・
やってきた軍勢の旗にあったのは「沢潟紋」
・・・あれ?
あの辺りで私の一族、誰かいましたっけ?

お前の一族じゃないだろう!!
家紋が違う!!


水野越前守の家紋だアレは!!


援軍が間に合ったようですね
これにて家斉公の計画は頓挫
家慶公は悠々と江戸へ帰還します

その一方で矢背殿は「鬼役」として黒幕の「慈雲」を斬るのでした

 

・おまけ「沢瀉紋」

では、「沢瀉紋」についての解説をしましょう


「沢瀉」という水辺に棲息する植物に由来します


葉の先が尖っているため、群生している様子が「大軍の矢が空を向いている」ように見え、
武士にとって「勝ちを呼ぶ植物」として縁起がいいとされたため
家紋に採用されてきました

有名どころでは私の一族の外には


お前の一族って野武士の出ではないのか?


(スルー)
毛利元就の「毛利家」
作中でも出た水野忠邦の「水野家」
福島正則の「福島家」
また「豊臣秀次」も「沢瀉紋」です

家紋の由来については調べてみると面白い情報が
わんさか出てくるので
ぜひ、ご自分の家の家紋も調べてみてください


ではまた

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