【まんが・コミック感想】鬼役 14 橋本孤蔵 坂岡真【レビュー】【ネタバレ注意】

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鬼役 14 橋本孤蔵 坂岡真

 

今回も美味しそうな料理が目白押しです(オイ

 

鬼役 14 橋本孤蔵 坂岡真
あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・石田三成伝説

上様、鷹狩りです

出先でもお酒は欠かしません
まるで上杉謙信公のよう

 

馬上で飲むための杯があるくらいだからな・・・

 

 

「信長の忍び」でも掘り下げられています

その武将の死因を知っているのならお前は食生活を見直せよ?

 

さて、鷹狩りの帰りです

世知辛い現実が待っていました

 

大名行列でも似たような光景を見たな
あっちよりだいぶ短いからまだマシだが

そして

この行人坂という走りたくなる坂にある
「爺々が茶屋」で働く少年が主役なのです

 

おい

鷹狩りを行った後でここで一服するのが習わしだそうで

・・・残念ながら
現代では名前と跡地のみになっているそうです

(本当に心底残念がっている・・・)

で、ここで働く少年というのは?

この子

年齢は矢背殿の息子さんより3,4歳ほど上くらいですかね?

彼は上様へまず「大きなお椀に満たしたぬるい昆布茶」を出します

適度にミネラルも補給できますね

次に普通の温度の煎茶

みたらし団子は本当においしいですが、結構古い歴史もちで侮れません

三つ目は小さめの湯飲みの熱い蜜入りの生姜茶

火傷に要注意

猫舌の癖に熱々を口に放り込むお前こそがどうかと思う

それより

どんどん温度が上がっていくな・・・
次は沸騰させた塩入りの茶か?
※100℃以上になります

 

根性試されてるわけじゃないんで

クレスはすでに知っているはずなのです

この逸話を持つ武将の話を

なるほど、そういう事か!

この少年はあの「石田三成」が「豊臣秀吉」に
取り入れられたきっかけの話の
再現をしているのだな?

 

その通りなのです
これがきっかけで上様はこの少年「宮地佐太郎」
偉くお気に入りになられ
傍に仕えさせるべく登用を決意

 

矢背殿もその立ち振る舞いに感心し
自分の後継の毒見役にと
考えます

 

息子いるだろ・・・と思ったが
本当に毒味で死ぬことがある仕事だから
手は多いほうが無難か

 

佐太郎少年の母「和」は元々は高家大名の配下の一人の娘
でしたが高家の用人と恋に落ちて駆け落ち
そのせいで父親は排斥され家は没落しましたが
勘当された和さんを高家の用人=佐太郎の父親は迎え入れました
剣の腕で道場の師範となった彼でしたが
酔っ払いに斬りつけられ他界
そんな和さんを救い上げたのは
彼女を勘当したはずの父親でした

 

なるほど、自分の事を気にせず恋人と暮らせるよう
取り計らうための「勘当」

今はその父親も亡く
佐太郎少年と二人暮らしだそうです
そして少年は江戸城へ
彼は鬼役になることを希望し
矢背殿も師の役目を受け入れます

 

・乱心騒ぎ

 

今回のお楽しみタイム

 

乱心騒ぎってお前の事ではあるまいな?

コイツの乱心は今に始まった事じゃあるまい
今更誰も気にせんし
騒ぎ立てる奴も新人以外はいないだろ

 

私の評価!!?

しかし前巻は塩辛そうなものの多い食事だったが
今回のコレはどうしたことだ?

 

デザートだろう
甘いものが欲しくなる時もあるということだな

 


いつものように「肴」では?

誰もがお前みたいに甘味を肴に酒をグイグイできると
思うなよ;

 

さて、

 

水戸の御老公が御健在なら

「そんな事でいちいち首を撥ねていたら
首がいくつあっても足りないからやめろ」


一喝されていたことでしょうが・・・

こんな話をした矢先・・・

 

よりによってフラグ立てたの
お前か主人公;

 

井村様・・・
黙って掃除して片づけて箝口令敷いてしまえば
誰にもバレませんて
全部の膳が上様に運ばれるわけではないのですから・・・ね?
どうしても責任をと言うのなら
虫かごの中に城内で虫を捕まえて入れて
「上様の御膳を運ぶ小姓を襲った犯人です」とでも言って
持ってくればいいかと

それに
下手に騒いぐと
そのせいで余計とんでもないことになるのですよ
アクシデントはあわてず騒がず
速やかに片づけて痕跡も証拠も消去すべし

 

この小姓組組頭よりも
お前の方が
極悪人
に見えるぞ;

 

さて
毒味をするように急く井村様でしたが
矢背殿は「作法が整っていない」となかなか
首を縦に振りません

業を煮やした彼の目に入ったのは
もう一人の方

と、いうわけで
魚の汁物一気飲みの儀
開催

そしてこの顔なのです

恍惚の表情に見えますね

 

まぁ不味くはないだろう
上様の食事なのだからな
出されるかどうかは分からんとはいえ

お前にこんな毒味のさせ方したら
碗の中身が一瞬でなくなるな

 

もちろんです、プロですから

 

なんのプロだ?;

 

 

そして後日

 

 

あの矢背殿がここまで冷淡な態度取る相手って
斬る予定の悪党以外で
見た事ないですよ;
普段一体どんなことしてるんですか;

 

死人に対して
容赦のない辛口評価だな;
この男にしては珍しい

さすがに気になったので調べました
「同朋衆」という役職ですね
室町時代以降将軍の近くで雑務や芸能にあたった人々のことでしたが
江戸時代では若年寄の配下で江戸城内の管理に携わり、奥坊主衆を監督指揮を
していた坊主たちだそうです
坊主衆は公式の役職で
女人禁制の表御殿で女中の代わりとして雑用を取り仕切るのが主な仕事
奥坊主は将軍の御座所の中奥にいて茶室を管理したり奥の雑役をするのが主な役割

 

なんだ、ただの雑用か?

 

それが何故ここまで冷淡に言われるのだ?
矢背蔵人介はよほどの極悪人でない限り
死んだ後まで悪く言うことはないぞ?

 

それが
約100人いた奥坊主は要人の秘書役を務めてもいて権勢があったそうなので
この「権勢があった」というところが要点でしょうね
で、問題の「同朋衆」は彼らを監視していたことから
さらに上の役職
よほど威張り散らしていたのでしょう

しかし・・・「もとのもくあみ」?

話を戻します

その坊主は「碗を引っくり返した者」について
井村様の箝口令にも拘わらず吹聴して
回っていたとのことで

情報を将軍の尿筒持ちの土田伝衛門から聞いた矢背殿
気になったので調査に出ます

矢背殿は
医師の池田陶順を訪ねます

油を差して通りをよくするのは大事

油さしでは致し方あるまい

決して「賄賂」にあらず
「油差し」だな
あくまで「油差し」だ(大事な事なので二度(ry)

 

紫色に瞼がはれ上がっていたことが分かり
医師も「誰かに殴られ責められ、それを苦に首をくくったのではないか?」と推測
これ・・・
たぶん推理ものでよくあるアレですね

矢背殿は「井村が坊主を責めて自殺させた」
お思いのようですが・・・
私はたぶん違うと思います
最初は吹聴したことを問い詰めて
殴り責めたのでしょうけど
「よくもやったな、洗いざらいぶちまけてやる」とでも
その場で言われたのでしょう
で、カッとなって絞殺
自殺に見せかけるために厠へ吊るした
・・・というのが流れかと

なんか名探偵コナンとか金田一少年の事件簿みたいな
流れだな;
ただ今ほど科学の発達がない
江戸時代ではこの杜撰さでも完全犯罪成立だろうな・・・
しかも現代ほど灯りが多くないから夜道は何がいるか分からん
城内でも夜なら陰に隠れるだけで誰にも見られん
警察も鑑識もなくただでさえ事なかれ主義の隠蔽体質な江戸城内で事が起きれば
大体の奴はよほどの事でない限り内々に早々に済まそうとする
まして被害者は嫌われ者の坊主とくれば・・・・・・

 

まぁ素人の犯行ですね
死体を焼くとか潰すとかした方が
撲殺を誤魔化すには確実

だから
なんでお前はそういう悪知恵ばかり働く;

そういえば、「小姓組組頭」ということは
井村とやらは佐太郎の上司ではないのか?

 

・・・・・・・・・・・

 

(あ、エビシャコのこの顔は
「すっかり忘れていた」顔だ;)

おい?

 

え~・・・ちょっと待つのです(調査)
・・・しっかり事件に巻き込まれていたのです

おいおい、江戸城に来たタイミング悪すぎだろう;

どれだけ運がないのだ?

 

まず井村様の証言と事件のあらましについて

 

 

腑に落ちないのは
柚木文吾の脇差が転がっていて
佐太郎の刀は抜かれていなかった点ですね

まぁこういうのは
当事者に聞くのが一番なので

矢背殿、橘様の計らいで
佐太郎に直接会いに行きます

佐太郎の話では↑こう

しっかりお仕事をこなしています、素晴らしい!

 

 

何をした井村;

小姓に斬りかかられるとか
よほどのパワハラか
強請りでもしたのか?;

 

それが・・・

どうも柚木は「切腹しようとしていた」ようで
咄嗟に佐太郎が割って入って
揉み合ううちにあのような事になったと

これって「喧嘩両成敗」とやら適用できるのか?
佐太郎は抜いてはいない
素手でどうにかしようとしていたわけだ
斬り結んでいたとかならともかく、な

 

それより確認するのです

そうだな

あまり芳しくはない、か・・・

 

それもあるのですが、もっと重要なことを!
つまり佐太郎少年は相手に
「勝った」ということですね?

そうだな、相手は重傷で
生命の予断を許さんようだが

なら・・・・・・・


勝利に勝る弁明はなし!!!

 

お前が小姓頭でなくて本当に良かったと
今思っているぞ;

あと頭を鎌倉・室町から江戸に戻せ;

 

 

調べが進み真相が明らかになる、その一方で

「佐太郎の父」に関する醜聞が流れ始めます

犯人は・・・

 

シメて吐かせれば誰に頼まれたか分かるのではないか?

 

その通り
矢背殿も動きます!

 

なぁ、あの小姓組頭は

自分が誰に喧嘩を売りつつあるのか理解しているのか?

聞いて知っているはずだぞ、佐太郎が江戸城に雇用された経緯をな

日本国の人間の生殺与奪権含めたあらゆる権利を握る権力者

保身目的で楯突くのはな・・・

訳が分からんよなぁ・・・

アレ↓やる気ですかね?

「ふふふ・・・12代将軍も、今宵限りよ!」

「者ども出合え出合え!上様の名を騙る不届き者じゃ、切り捨てい!!」

たしかにあの上様は8代吉宗暴れん坊将軍っぽくはあるが・・・

 

切腹失敗して死ぬってめちゃくちゃ苦しそうなんですが

佐太郎はどうなる?

上様キレるぞ?

そもそも井村様が小心者すぎなのです
椀物一杯の行方を陰に葬るくらい
人一人消すよりも
遥かに簡単でしょうに
上に立つ器ではないですね

・・・時々、私は人に私が何なのか忘れられてるのではないかと思う事があります

 

そうだな
小さい悪党だな
どっかの誰かと違ってな

 

あの小姓頭なんてお前に比べれば
ネズミだ
ノミだ
いや、ダニか?

 

それは
どういう意味?#

 

・介錯人依頼

事を佐太郎少年の母に告げるべく
彼女を訪ねる矢背殿
まだこの時点で沙汰は下っていませんが

母である和殿
頭を下げて「切腹の介錯」を
矢背殿に依頼します
色をなして断る矢背殿
ですけどね・・・
介錯人が誰なのかって
凄く重要なのですよ

ブランドでもあるのか?

もっと重大なのです
下手な人が介錯人とか打ち首の処刑人やると
受刑者が死ぬまで長く苦しむ羽目になります

矢背殿とかの時代劇の凄腕さんとかは
ポンポン首はねまくりしてますけど
あれって技量が凄まじいからできるのですよ
矢背殿がいつもやってるみたいな

固定もされていない突っ立ってる人間の首を
屋根より高く切り飛ばすなんて
普通に鍛えたり鍛錬したりとかでは
まず無理

では固定してればいいかと言うと
まぁ突っ立っていられるよりは
斬りやすいというだけですね
斬首でも罪人が暴れていると
かの有名な「首切り浅右衛門」でも困難
逆に脱力して死についてる者は切りやすいのか
「今日はやめに致す!」と声をかけて安心させたところで
首を切り落とすという妙技を彼は編み出しています
(ちなみに彼はその生涯を斬った罪人たちの供養に捧げた事でも有名

つまり
首を切り落とすというのは容易いことではないのです
素人とかがやると
確実に首を落とせません

首を切り落として初めて「斬首」は成立します
なので、
首が落ちるまで
何回も刃を
振り下ろすことになります
相手が生きていようと死んでいようと
お構いなし

 

うわぁ・・・

 

このことは以前も「死刑執行人サンソン」で触れました
あちらも国は違えど事情は同じで
「ギロチン」という
一見残酷に見える斬首装置は
実は罪人を苦しませることがない様に
確実に一瞬で殺すためにルイ16世までも加わって
推敲を重ねた末に考案された「安楽死装置」なのです

なるほど、矢背なら仕損じる事は確かにないだろうな
まして20にも満たぬ少年の首なら
でっぷり超えた豚のような悪代官や悪徳商人よりは
斬りやすいだろう

一人息子の瀬戸際に気丈に振る舞う和殿に
矢背殿はとても感銘を受けます
しかし・・・

彼の願いも空しく
切腹の沙汰が下されました

最初こそ評定に怒り心頭の矢背殿でしたが

 

 

あの橘様が目に涙を・・・

上様の介入があったと知り矢背殿は
逆に心打たれます

どっちにしろ死刑に変わりないのではないか?

と、言われると思ったので
解説します

この時代の主な死刑は
斬首、切腹、磔
まぁ「鋸引き」や「火刑」もありましたけど
戦国時代と異なり余程のこと(主人殺し、放火など)をやらない限りは
コレにかかることはありません

死刑ではないですけど
あとは刺青、遠島(島流し)、ムチ打ちの刑あたりがポピュラーでしょうか

こういった基準うんぬんは8代将軍の吉宗公が改革を行った際
刑法や刑罰の刷新・整理も行い
「公事方御定書」にまとめたりされました
この行為の重要な点は
「明文化」「更生の概念の取り込み」です
それまでは特に決まりはなく
時には大雑把な判定がされることもあった上に
刑法自体が家康公の頃からのもので「古すぎないか?」という
疑念も持たれていました

一理あるな
泰平の世になって長いのに
戦国から脱したての頃の法律は
確かに不適格か

で、切腹ですが
これは「武士にのみ」適用される上に
執行の際は
これでもかというほど
気も礼儀も遣われます

と言うのは「武士としての最上位の死」とされるためです
武士道を貫く「死に様」として適切とされたとも言われています

めちゃくちゃ痛いことに変わりないですけどね
麻酔無しで100%失敗する開腹手術するようなものですし

つまり、徳川家慶はこの小姓見習いを
「武士」として送るつもりということか

もちろん、こんなことは
「通常ならあり得ない」事です

さすがに責任を感じているのではないか?
自分が雇い入れたばかりに
このような事に巻き込まれたわけだ
「自分が殺したも同じ」と思っているかもしれん

そして・・・・・・・

 

それは仕方ない
「絶対に失敗しない奴」で考えると
まず真っ先に思い浮かぶだろうし

 

・そして、切腹へ

 

ちなみに切腹について

順を追って説明しますね

 

まず
受刑者は沐浴します
水に湯を足して温度を調節するという「死者の湯灌」と同じ方法で
沐浴のお湯は調節されます

受刑者は白い着物に
白無地の小袖と浅黄色の裃を着ます
この時、死人に着せるのと同じように
左前に着ます

決して
「敵の血でこの衣を赤く染め上げるまで帰還せず」という
見敵必殺の意思表示ではありません

物騒すぎるぞお前;

そしてお待ちかねの最後の晩餐です

「汝らの一人、我を売らん
(オレは誰かは知っている、裏切者には死あるのみ)」
で有名な絵画とは違います

何処のマフィアだ
そのキリスト;

用意される献立は
・盃(二組)
・湯漬
・お新香(三切れ=身切れ)
・肴(コノシロの塩焼き、塩、味噌など)
そして箸は「逆さ箸」で添えられます

ふむ・・・衣の所も見るに
すでに「死人」としての扱いになっているな

食後、
銚子で酒を左酌で二度注ぎます
二杯を四度で飲み干します
御代わりはダメです
泥酔されると非常に迷惑なので

酔って暴れる切腹受刑者とか
見てみたい気もする

ではいよいよ切腹の場所へ移動します

柄を外して紙などで巻かれた短刀、脇差が
三方に載せられて差し出されています
言うまでもなくコレで切腹を行うわけです
が・・・・・
作中は刃を腹に当ててその時に首を落とすという方法に
なってきてる時代ですね確か

それは切腹というのか?

時代が下ってくるとどんどん形式化・簡素化していってるのが
事実なのです

衛府の七忍レビューでも触れた
「扇子腹(扇子を腹に当てた時に首を落とす)」とかに至っては
刃物ですらなくなってます;

戦国時代は落城時に城主が自害する方法としてポピュラーだったのですけど

ちなみに介錯人が公式につくようになったのは
安土桃山時代あたり・・・
それまでは切腹した人が自分で頸動脈を切ったりして
介錯人を兼ねていました

あと「ハラワタを取り出す」とかする場合も

 

すさまじい話だな;

ちなみに、扇子腹もヤダ!と言う人もいて
その場合は服毒で死ぬこともOKという・・・

ルールめちゃくちゃだ!!?
形骸化の弊害とか言う範疇を逸脱しすぎだぞ!?

 

ただの自殺刑だな、もう・・・

さて、いよいよ佐太郎少年の切腹ですが・・・

脇差が差し入れられ取り替えられました
水戸の御老公が腰にしていた脇差と
似ていますね?

いや、アレとは別物だろう
鍔もあるし
葵の紋があるのは共通だが

 

そして・・・

↑この子が空に

そして障子の奥から将軍様こっそり

井村の奴、今頃あわててるだろうな・・・

もう手遅れだが

さて、矢背殿大変です
ますます失敗できなくなりました

プレッシャー凄すぎるだろ;
しかも「上様が見ている」だぞ;

介錯人は一番礼儀作法が厳しく問われる仕事でもあります
たとえ相手が憎い仇敵であっても
礼を失する事は許されません
また、介錯に不手際があると今度は自分が切腹する羽目になったり・・・

プレッシャー・・・・・・!!

言うまでもないですけど

↑論外も論外、江戸でやったらめちゃくちゃ怒られます

 

では・・・矢背殿

 

・・・・・・は?

「まだまだ」っておい!!?

十文字か!?
それとも三文字やらす気か!?
まさか「ハラワタ掴みだして投げろ」とか
要求してるわけではあるまいな!?

その時は私が本気でキレるので
安心するのです

お前が一番危険だ!!

 

涙を流し介錯する矢背殿でした

まぁ
一文字で納得してくださったのも
助かります

介錯人が納得するかしないかでタイミング決めるって
いいのかこれ?

それよりもこれを・・・

 

ん?
切腹の介錯後の拡大図だな
これがどうし・・・・・・

!!?こ、これは・・・・・・
「首が飛んでいない」だと!!?

 

そう、「首の皮一枚だけでつなぐ」という
介錯人が見せる至上の作法です
言うまでもなく相当な技量が必要
矢背殿なら絶対にやってくれるだろうと
私は確信していましたが

ともかく・・・
終わったな

いいえ、終わりではないのです
切腹の後の処理がまだなのです

まだ続くのか!!?

当然です
まず矢背殿のお仕事
表裏白張り白縁の屏風をめぐらせて遺体を隠します
次に、副介錯人が首を検視役に見せて検死役が「死亡確認」して
初めてこの儀式は終了なのです

お疲れさまでした
矢背殿
つらい仕事だったかもしれませんが
これが確実にできるのって
登場人物でたぶんあなただけでしょう

さらに
最後に柄杓の柄を遺体の胴体に挿します、
それを使って首を胴体に継ぐのです
最後に、敷絹で遺体を包んで納棺します

これで本当に終わり

長くなりましたがお疲れさまでした

 

・最高権力者を本気で怒らせた結果がこちら

 

さて、あとはあの保身男の始末だけだな

だが・・・その権利はこの件で誰よりも怒り心頭のあの男の一手に握られている

この上ないくらい顔に泥塗られた挙句に

お気に入りの自分自身でスカウトした人材まで切腹へ追い込まれた上様

その怒り、推して知るべしです

自己保身で最高権力者に泥塗るって本当になんなんだろうな?
媚売って命乞いとかならまだ分からんでもないんだが

 

汁物一碗と引き換えに殺したようなものだからな、火に油しか注いでいない

しかも醜聞流したりとこれでもかと手間暇かけて死に追い込んだわけだしな

 

もはや矢背殿が乗り出すまでもなく
厳しい取り調べで井村様は自白
切腹ですらない斬首刑が確定しました

この佐太郎との扱いの差が
上様がいかに激怒しているか
伺えるな・・・

佐太郎少年の母の和殿
あの「爺々が茶屋」に就職
ここは上様も来られますからね
きっと遺族二人で在りし日の佐太郎少年の事に
話に花を咲かせることでしょう・・・

 

 

・鬼の執念

矢背殿の「師」ともいうべき男が登場

彼と矢背殿の実の父の孫兵衛は
親友同士
「天守番」を務めていた仲でもある元同僚同士です
矢背殿は彼を「小父御」と呼んでいます

彼らは孫兵衛の経営する小料理屋「まんさく」で再会しました

どんな料理屋かというと・・・

 

これはお酒が欲しくなる&めちゃくちゃ進みますね!

 

かわいいですね
少年時代の矢背殿

 

何をぶった斬られても文句言えん顔で
たわ言を言っている?

息子夫婦がおめでたですか
おめでとうございます
私からも生まれ来る命へ祝福を

 

何をしでかしたお前?

なんで真っ先に私が疑われるのです!!?

きっかけは恐らく

あの三日後に「鬼の牧田」が町人へ因縁をふっかけた侍を
ボコった件かと

あ~、
今回の「主人公と縁が深い人間の末路」は
こっちか


すでに子を孕む女と交配しても
自分の子はできんはずだろう?
何をしているのだこの男は?

ああ、我も詳しくは知らんが
人間どもは快楽目的でも交配を行うそうだぞ
妊婦をというのはさすがにタブーだそうだが


クレスは木の鋸が良いと思うのです?
それともこっちの石器

なんの話だ?

生まれて来る命を消した無作法者の
首を切り落とす道具の話をしているのですよ

(・・・声を荒げてすらいないのは
「本気でブチキレている」パターンで一番ヤバイ方だ・・・)

さて、矢背殿の調査で
お地蔵様のお供え物を食べるという無作法をしでかしていた
苦春という坊主が目撃者として見つかります

お前本当にそっちの礼儀作法厳しいな;

お地蔵様が近くにいらしたのなら・・・
あの子も天へ旅立てたかもですね
それが救いです

犯人は八つ裂き以上確定ですけどね

おちつけ;

なんだ?

「過去の因縁」がらみとかそういう複雑な事件か?

容疑者が絞られます
これにさらに
「小豆ほどの大きさの黒子のある男」が実行犯として追加

この3人の中にはいないな、4人目か?

あまり特徴的すぎる特徴持ってる奴
「変装」の可能性も視野に入れて置くべきですね
目立つ特徴をしていればみんなそっちに気を取られて
それを外して捨ててしまうだけで
別人として封鎖線も堂々と通過可能になります

!?まさか、忍びが相手か?

忍者がこんな犯罪を意味もなくやるはずがない
「気が付いたらとんでもないことに首を突っ込んでいた」とか
そっちの話だというのか!?

 

さて・・・お葬式です
お通夜ですね

料理はこう

お酒も出されていますね

だからお前は注目する点がおかしい;

そこへ容疑者たちがご来場

一人はすでに飲んでいます

酒ならそこにもありますし
肴も用意されていますのに

飲み会とか飲み屋の梯子じゃないんだぞ?

二次会会場が葬儀場とかさすがに想定外すぎる;

瘡地蔵・・・?

当時は恐ろしい死病だった「天然痘」のお地蔵さまですね

まぁ、その「天然痘」も現代は絶滅に追い込まれましたが

態度悪いな、おい・・・

総員!!対閃光及びショック防御!

地面へ伏せ!衝撃に備え!!

い!!?

ど、どうした、おい?

 

・・・・・・・あ

口封じ目的で爆弾放り投げたかと思いました

失礼

さすがにそこまでやる奴らではなかったな;

忍者絡みなら警戒して然るべきだが

そんなに危険なのか、忍者は・・・

さて・・・先の様子から

容疑者たちは牧田殿の息子夫婦の妻の方の父親と
彼らは浅くない因縁がある様子です
さらに、夫婦の奥さんは道場の一人娘で
評判の美人さんだったそうで

そして後日・・・

夫婦の妻の父である彼は手紙で呼び出され殺されたようです
そして似た手紙は旦那の父親の牧田殿にも・・・

だが、あの矢背蔵人介の「師」である
「鬼の牧田」
罠と知って飛び込んでも
食い破ることもあるだろう?

その通り
彼はそのつもりで罠と知りながら呼び出しに応じます
、↓自白

罪もないワンちゃんが!!

 

・・・・・・・・・・・・・・

あ~、「そんな下らない理由」で

ここまでやらかした、と?

 

・・・・・・・・くだらん
こんな小物は滅多にいないぞ

木の鋸と石器のどっちにしましょうか?

お前がじわじわ溶かして食ってしまえ
我が押さえておくから
焦らずじっくり時間をかけて、な

「殺す」から「食い殺す」にシフトしてるぞ
お前たち?;

まぁ、相手は「鬼の牧田」なので

マジ斬り入ったらこんなものです

犯人たち弱っ!?

結局、主犯の耳を切り落としたところで大熊の介入
返り討ちにされましたが
深手を負いながら「鬼の牧田」は死なず!!
執念で生き延びます

で、矢背殿が関係してる時点で
もうどうなるかは
お察し

後はもう俎板の上のコイをベルトコンベア式に決まった行程で
流すだけ

 

喧嘩売った相手が悪すぎたな;

邪魔者の大熊は真っ先に事前に排除
相手の得意をまず失くす
「戦場の心得」です

くだらん小さな虫一匹退治するのに相当な権力が動いているな;

 

闇討ちで片してもいいとは思うのですけど

仇討なので

「鬼の牧田」、確実に仕留めるために
肉を切らせて動きを止め

相手の首を撥ねます

息子夫婦と義兄弟の無念を晴らし
鬼の牧田は静かに息を引き取りました

この老人がわざわざ手にかける価値もないダニ一匹にしては、この死は果報すぎだな

後日、矢背殿の実父が営む料理屋では

物語冒頭で牧田殿に約束した「蕎麦」が
影膳に添えられていました

美味しそうですね

 

ではまた

 

 

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