Monster Makers’ Conflict-第0部第1章:再起の旅立ち・プロローグ4:聖女との再会

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第0部第1章:再起の旅立ち

リュミールは後頭部を蹴飛ばされたことを
まだ根に持っていますが
大目に見てあげてください(汗)

プロローグ4:聖女との再会

私はリュミール、旅の吟遊詩人だ
結局、一晩ディアーネさんに看病された
本当に申し訳ない
「私のリザレクションを手伝ってほしいんです!」
そして翌朝、すっきりと目覚めた私は
目の前で土下座している拳法家の服装の少女「ドミニク」に
昨日にいきなり後頭部に蹴りを入れられてから
取り巻く事態が急展開していた
何故か直感で分かった、これが私の最初の「リザレクション」だと
同時に
いきなり人の後頭部を予告なしで蹴飛ばして
生死の境を彷徨わせてくれたコイツの手伝いをする義理は
「リザレクション」といえど
果たして私にあるのかという疑問が頭の中にふつふつと沸いて・・・
「ど、どうしたのリュミールさん、顔が怖いよ・・・」
ドミニクは怯えていた涙目だ
おっといけない
私は表情を戻した
「大丈夫、私は怒っていないから」
精一杯の笑顔を作った
「ど、どうしたのリュミール?」
「ディアーネお姉ちゃん、回復できる人いる?
ドミニクお姉ちゃん、たぶん大怪我で済むと思うけど・・・」
心なしか、後ろのディアーネさんも怯えてる気配がするけど
きっと気のせいだろう
その時
ごとん、と大きな音がした
そっちを見ると、重そうな甲冑に身を包んだ青年がいた
入口のところで固まっている
大きな音は思わず一歩退いた時に出たものだろうけど
この部屋に果たして彼にそんな行動を取らせるようなものがあるのかどうか教えてほしい
「アルシャルクが、退いた・・・!?」
ディアーネさんのつぶやきで、この人物があの英雄アルシャルクと分かった
そういえば、甲冑には見覚えがある
「きゃ!?」
綺麗な悲鳴がして甲冑に後ろから誰かがぶつかった
「ご、ごめん・・・」
アルシャルクさんが慌ててどくと、女性が部屋に入って来る
その白い衣装の美しい女性は
室内をきょろきょろ見回してディアーネさんに聞いた
「あの、怪我をされた御方というのは、どなたですか?」
・・・私は、この人を知っている・・・?
「念のため、傷を診ますね
・・・あら? あなたはボレソランさんのところの・・・」
彼女は私を知っていた
私は女性をじっと見た
ずっと昔に会った・・・気がする
「知り合いなの、エミリオン?」
ディアーネさんが私と彼女を交互に見て聞いてきた
「はい、この体に転生する前・・・前世で助けた子です」
「エミリオン」
その名前を聞いて思い出した
あの時の、続きを



私は、ヴァンパイアと刺し違えてでもベステラは守る
その覚悟は決めていた
それに勝機が無いわけじゃない
「心臓に杭を打つ」、この燭台をあいつの心臓に刺すことができれば・・・・・
「ほぉ? 私に挑むか、カード使いの娘?」
つぶやいてヴァンパイアが天井から私めがけて飛び込んでくる
私は目を瞑りながら燭台を突き出した
覚悟した衝撃は私の体に、なかった
綺麗な女性が目の前に立っていた
その背中からヴァンパイアの腕が生えている
お腹から背中までヴァンパイアの腕で刺し貫かれていたのだ
「大丈夫、このヴァンパイアは、もう・・・」
彼女は口から血を流しながら微笑んだ
どこかから飛び込んで
私とヴァンパイアの間に割って入ってきたのだろう
そして同時に、
ヴァンパイアの攻撃を代わりに受けた彼女が
もう助からないと、その負傷が致命傷であることも
私は幼いながらに理解した
「き、貴様、エミ・・・」
直後、ヴァンパイアは急に苦しみだして
灰になり消滅した
崩れ落ちる彼女を咄嗟に私は抱き留めた
「ありがとう、優しい子ですね」
口元から血を流しながら
私を助けてくれたお姉ちゃんは
自分が死ぬというのに、優しく微笑んで
頭を撫でてくれた、命のぬくもりを最期の時まで与えてくれた
倒れる彼女を抱きしめた時の重さは
まだ腕に残っている
彼女の葬儀で彼女は「エミリオン」という名前であることと
その血はすべての浮上を浄化する聖なるものであること
そして、そのために魔物に狙われあちこちを転々としていたこと
そんなことを団長から聞いた
団長は私に自分の失敗を詫びた
「ごめんなさい、ヴァンパイアが相手だと知っていたら
絶対にあなたを先に逃がすようなことはしなかったわ」
私は団長に言った、エミリオンお姉ちゃんにも誓った
エミリオンお姉ちゃんの分も生きると
エミリオンお姉ちゃんみたいな、
ベステラもみんなも守ることができる女性になろうと
私はその時に決心したのだ



私は気が付くと涙をこぼしていた
「あなたのせいで死んだわけじゃないから
気にしないでください・・・ね?」
私を優しく抱きしめて、彼女はそう言った
この人は、しっかり覚えてくれていたのだ
「大きくなりましたね・・・リュミール」
涙があふれる
私は決めた
私はこの人たちと「リザレクション」を完遂する、と
それがエミリオンお姉ちゃんへの
恩返しの第一歩だと
「あの子はどうだい、ディアーネ?」
続いて黒髪の男性が入ってくる
一目で魔術師と分かる衣装に
独特の装飾の大きな杖を持っていた
「ええ、大丈夫よリンク」
私は目を見開いてリンクと呼ばれた魔術師を見た
その名を知らない人は、たぶんいないだろう
あの光の魔術師「ガンダウルフ」の弟子にして
王家の血を引くともいわれる高貴な魔術師「リンク」
あの冬の時代においても、この師弟は人々の光となって
闇の代わりに荒れ狂った「脅威」と戦い続けたのだ
あの時代の一番の脅威は取り残された悪魔でも
闇の軍団の残党でも、「侵略者」でもなかった
「絶望」と「虚無」だ
炎の中で闇は浄化され
闇の騎士たちは石と化して海の底へ沈んだ
しかし光も無傷ではなかった
闇と同様に壊滅的な打撃を受けた
さらに、どういうわけか「転生」がされなくなり
光も闇も「大戦」の終わりとともに消えた
彼らがいなくなっても人々を脅かす魔物や災害などは
なくなったわけじゃない
人々は荒れ狂う海で遭難した船に乗っているも同然だった
だから、ヴィシュナス様達も含めた
わずかに残ったネームドは、その命が尽きるまで、
あるいは延命を己に施し、あるいは自力での転生をしながら
人々を救い希望であり続けたのだ
・・・で、そんな人が絡んでくるとなると
このリザレクションは生半可なものじゃないだろう
「ドミニクだっけ?
まさか、これからゾール神を倒すとか言い出さないわよね?」
私は思わず聞いた、というのは・・・
「ナルド預言書」の冒険が頭の中に浮かんだからだ
ブルガンディ島の火山「ボンベート山」には
神々が去った後も地上へ残り闇に侵され邪神と化した
ゾール神の神殿があった
それを「光の子」が退治し、さらにリンクさん一行が
神々の宝石をすべて捨て去りゾール神の肉体を完全に打ち滅ぼした
でも魂は生きていて、度々異変を起こそうとした
ここまでならいいのだけど、リザレクションエイジは不気味な事象があった
それは「歴史の再現が起きる」ということだ
もしもナルド預言書の冒険と同じことが起きるとしたら
私にゾール神を倒す手助けができるだろうか?
「え・・・ゾール神なら、もう倒したけど」
私の不安は、リンクさんが一言で木端微塵に砕いた
思わず寝床から落っこちる
そして大理石の床に頭を強打した
*
*
*
「なるほど、あんたも
あの戦の生き残りなのかい」
深紅のフードの女のセリフにジシュカは目を見開いた
「私じゃあないよ、私がいたら戦の結果は真逆だっただろうさ
私の弟子の一人にそういう子がいてねぇ」
ジシュカは唾液を飲み込んで口を開いた
「随分な、自信だな?」
「私を誰だと思っているんだい?
審判にして長老たる『ラ』たちの長の
ラ・ビリア・ダだよ?」
ジシュカは自分が引いたクジが大当たりだったことを悟った
望みを達成するために力が必要だった
それも強大な軍勢が
しかし、長い冬の時代で民も国も疲弊していた
満足いく状態ではないのに、オークの侵攻はいつものように定期的に行われ
ますます疲弊は強まっている
頭を悩ませた結果、「外の力」に彼は目を付けた
「侵略者」たちは撃退されたという話だったが
彼は情報を集め分析し、それが自主的な撤退であることを知った
なら再度戻った時のための橋頭保が確保されているはずだ
師団といかなくても、連絡要員くらいは残っていてもおかしくない
そう予測を立て、基地の跡地を回ることにした
最悪、ウルフレンド中を回るつもりだったが
ブルガンディ島で早くも出会うことができた
後は、うまく協力関係を築くだけだ
さて、どうすれば・・・
「いいよ、協力してやろうか?」
ジシュカは拍子抜けした
まさか、向こうから申し出てくるとは思わなかった
難色を示すか殺しに来るか、あるいはとんでもない報酬を要求されるか
そのくらいの覚悟はしていたが
結局、必要はなかったのだ
「ちょうど退屈していたところだしね
で、何が望みだい?」
ジシュカははっきりと言った
「『ジェヴィーン』をもう一度、復活させるんだ!」

(つづく)

 

<解説1>
聖女エミリオンの設定について:
リザレクション公式キャラクターで、アンデッドスレイヤー
この人一人いれば「ヴァンパイア・ノーブル」のような
ボス級でも「アンデッドだから」で一撃で片が付いてしまうという
アンデッド&アンデッド好きのカード使いにとっては天敵ともいえる存在
しかもアンデッドオールキル発動条件が「負傷」
味方の攻撃で負傷しても敵のアンデッドは全員即死
今回はリュミールとつながりがあるキャラクターであり
リュミ-ルの生き方を決定した人物として出てもらいました

 

<解説2>
リンク:
あの「ガンダウルフ」の弟子であり主人公を張ることもある
光の魔導師です
今回のディアーネ姫のパーティー構成とリザレクション内容は
小説リザレクションのとある1シーンを参考にしました
終わり頃にはそこと無事リンクできるように頑張ります
リンクだけn(ファイアボール

 

<解説3>
アルシャルク:
最強の戦士です
甲冑は彼の固有装備のようで転生先を先回りするように
いつの間にかそこにあったりするとか・・・
たぶん、意志とかあるのでしょうね

 

<解説4>
ヴァンパイア・ノーブル:
「ヴァンパイア・ノーブル」は
当然コレで完全に滅んだわけではなく
この後でいつかまた出す予定です

 

<解説5>

フードの人物/ラ・ビリア・ダ:
「赤ずきん」「魔女」がモチーフ
好戦的種族が少なくなく超攻撃的組織として知られる
「侵略者」の内部においてすら恐れられてきた存在
「とある種族」の出身で、その種族でありながら
「ある古代結社」に身を置いていたことでも知られています
弟子は幾人かいますが、ほとんどが封印中
起きている弟子の一人はベングかエルセアをウロウロしています

 

<解説6>
ジェヴィーン:
かつての「乙女たちの戦い」で結成された軍団の名前です

元ネタはチェコの伝説「乙女戦争」で乙女軍の居城だった山城
今もスロバキアの首都ブラチスラヴァから北西約8kmの場所に山城があります
ちなみに、対立していた男軍の居城は「ヴィシェフラット」で
今も城跡がプラハの丘にあったりします

 

ではまた

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