Monster Makers’ Conflict-第1部第1章第1話:混乱のエルセア

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第1部リザレクションの序章

主人公一行が到着します

第1章:エルセア聖女追放騒動

第1話:混乱のエルセア

私はリュミール、吟遊詩人だ
可愛い妹ベステラの友人のルフィールちゃんの無事を確かめるべく
私とベステラ、それにドミニクとドブロヴォイ様は
ブルガンディを出発して港町エルセアに着いた
次の目的地は「予言の塔」のある「ヴィシュナスの里」
ボレソラン団長の親しい友人で
私もベステラも面識がある高名な魔術師ヴィシュナス様の住処だ
ついでに、まだ居るようならディアーネさんたちにも
力を貸してもらおうと思う
彼女とヴィシュナス様の妹のルフィーア、
それにエルフのロリエーンはとても仲が良く
幾度転生しても変わらず一緒にいる姿がたびたび目撃されていたらしい
ついでに言うと、彼女たちの活躍を記す伝説とか物語とかには
大体が三人セットで書かれている・・・(汗)

それはともかく、シャットさんはすぐに船便を手配してくれた
「また来てね~、待ってるよ~!」
いつまでも手を振ってくれた彼の事を
私たちは忘れない
またいつかブルガンディに寄った時は
顔を出そうと心の中で誓った
ちなみに、悪魔を溶かすため聖水が大量投下された
シャットさんちの池は
「退魔の聖泉」と言う名前で観光名所の一つになっている(汗)

「彼女・・・ヴィシュナス殿は、ずっと妹を探し求めておられた」
エルセア行きの船の中で、ドブロヴォイ様はそう呟いた
彼女は1000年もの間、「転生」もせずに妹のルフィーアを
助ける手段を探していたらしい
「ルフィーア」とは私も前世で面識がある
ディアーネさんの親しい友人でドジなところがある可愛い魔術師
誰よりも優しい、破壊の力を持つ少女と言う認識だ
でも・・・・・
彼女のその「優しさ」が災いした
世界を未来に託すべく
魔術の力ですべてを焼き払うのと引き換えに、
その「罪」を一身に受け「封印者」によって虚空へと堕ち封じられた
それを誰よりも悲しんだのはヴィシュナス様だった
例え彼女が「大罪人」であろうとも
彼女にとっては唯一人の妹だったから
片想いの相手のツチラトを探す私には
その気持ちはすごく分かる・・・
「彼女は、尊敬すべきだ
かつての私のように憎悪に身を焦がし暴走することも無く
人々を救いながら妹を救う手段を模索しておられた・・・」
ドブロヴォイ様はそう、後悔するように言った
彼は息子のツチラトを溺愛していた
ツチラトを失ってからの荒れ様は
人伝に聞いている
そしてその行動が招いた「悲劇」の数々も・・・
「お姉ちゃん、前!!」
私の考え事は可愛い妹分の叫びで中断された
ぱか~ん!!・・・という軽い音がして
私は宙を飛んだ
屋根が下に見える
『あ、これは死ぬかも』
不思議と恐怖は湧かなかった
ベステラたちの今後を気にしながら私は落下した
ボスン!!
何か柔らかいものに背中から落ちる
「お姉ちゃん!!」
ベステラの泣き顔が視界いっぱいに入った
背中が痛いけど、柔らかい干し草の山が
私の体を受け止めてくれていた
手足を確認する、付いてる
傷もあまりないようだ
ベステラの向こうを見ると・・・・・・・
馬車が横転していた
その前にドミニクが仁王立ちしている
私は素早く起き上がり、周囲の人々に目もくれず
馬車の近くで倒れている人に土下座した
「ごめんなさい!馬車を撥ね飛ばしてしまって!!」
相手—貴族らしい老人の目が丸くなった
その人を助け起こそうとしていた部下らしい人の目も丸い
「その・・・本当に悪いのはこっちみたいだな、うん」
「いえ、分かってもらえれば・・・」
なんか知らないけど、ドミニクと相手が
互いに謝罪し始めた
「医者を紹介しよう、さすがに罪悪感というか・・・
心が痛むからな、うん」
「はい、お願いします」
私はドブロヴォイ様を見た
彼は頭を抱えていた
そして
私はそのまま強制的に人々に抱えられて病院へ担ぎ込まれた
お金は全額相手が負担してくれた
医師から頭を強く打って重症だと判断された
どうやら私は暴走馬車に撥ねられて干し草の山に突っ込んだらしい
ベステラが気絶した私を介抱している間に
ドミニクが馬車から出てきた貴族とその手下と口論していたとの事だ
最初は強気だった貴族だけど
私の発言で予想外に深刻な事態と思って
心底気まずくなったらしい
(なお、ここでは人が馬車に撥ねられるとかいう事故は
しょっちゅう起きているけど
それで死ぬ人は、あまりいないそうだ)
貴族の名前は「フランシス・ドレイク」
船乗りも兼任している「働く貴族」だそうだ



「シャット殿の御友人でエミリオンの嬢ちゃんの妹分だってぇ!?」
ドレイクさんの驚き方はすごくオーバーに思えた
というか、エミリオン姉さんのこと知ってるっぽい
・・・たぶん、エミリオン姉さんはエルセアで何かしたんだろう
ディアーネさんたちも一緒のはずだから無事だと思うけど・・・
「その・・・エミリオン姉さんは
ここで何かしたのですか?」
ドレイクさんは少し考える仕草をした後で
衝撃的な話を切り出した
「その・・・落ち着いて聞いてくれ
エミリオンは、今はいない
追い出されたんだ」
(つづく)

 

解説

解説:フランシス・ドレイク

オリキャラです
名前の由来はスペインの無敵艦隊を破った
イギリスのエリザベス朝の
女王陛下の配下にして航海者で海賊もしていた船長から
重要ネームドとして設定しているので
この話の後も出てきます

ではまた

 

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