被差別のグルメ
こんにちは、こんばんは
エビシャコです
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被差別のグルメ
以前紹介した「被差別の食卓」の続編とも言うべき新書です
今回は日本分多めです
・路地
作者である上原先生の出身で食べられていた「アブラカス」などの
お話です
前作でも出ていた「フライドチキン」についても触れられていました
「アブラカス」はテレビ番組で美味しいおつまみとして
取り上げられていたのをエビシャコも目にしたことがあるので
今の知名度はかなり高いのではないでしょうか
内臓の料理についても触れられています
昔は腸などの、いわゆる「モツ」は処理が難しく
一般には出回らなかったそうです
また、肺臓を使った料理と言うものもあるそうです
エビシャコは内臓系、かなり好きだったりします
エビシャコだけに
焼き鳥でも軟骨とか皮とかレバーとか、そういった部位を好んでいます
そして・・・私の地元では「モツカレー」というものがありまして
これがまた美味しいのです
・アイヌ料理
北海道&アイヌ民族大好きなエビシャコ歓喜の項目です
学生時代に北海道へ修学旅行に行く機会がありまして
その時にアイヌ民族について学ぶ機会がありました
その時「シャクシャインの戦い」を知ってこう思ったものです
「和人●ね!!」と
失礼、話が脱線しましたね
アイヌ料理で特筆すべきは、鮭とエゾシカ肉でしょう
エゾシカ肉はこの項目でよく見かける食材であり・・・
鮭は肉を食べるだけでなく、その皮は靴の材料になったりと
余すことなく活用される、アイヌ民族にとって大事な存在であるのです
ちなみにエビシャコは鮭を皮まで頬張り
骨までかみ砕いて飲み込んでしまいます
・・・すいません、あまりにも美味しいもので、
気が付いたら骨も残さず消えていました
・少数民族
アイヌ料理の項目では、北海道に住んでいた
アイヌ民族とは別の少数民族についても触れられていました
ウィルタ、ニブフと言う人々です
彼らは今、戦前・戦後の差別によってその出自を隠し
心を閉ざして社会に生きる道を選んだそうです
本当に差別と言うものは、ろくなことをしません
・沖縄
沖縄についても触れられていました
有名なのは「イラブー」でしょうか
「イラブー」とは、分かりやすく言うと「ウミヘビ」です
エラブウミヘビというウミヘビで、強力な毒を持っています
これを「イラブーの燻製」にして食べているそうです
エビシャコもテレビ番組で沖縄の商店に干されている黒い蚊取り線香のような
グルグル渦巻状態のものを見たことがあります
蛇好きなエビシャコとしては、どんな味がするのか興味がありますね
欲を言えば、生きている状態のものを撫でてみたいとは思いますが
噛まれるとシャレにならないので、そこはぐっと我慢です
日本で忘れられつつある文化について細かく触れている書籍なので
文化を知る資料としてもおすすめです
ではまた