【小説・ノベル感想】【書籍感想】バイオハザード ヴェンデッタ 深見 真 【レビュー】【ネタバレ注意】 | 回廊蝦蛄日和

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【小説・ノベル感想】【書籍感想】バイオハザード ヴェンデッタ 深見 真 【レビュー】【ネタバレ注意】

 

世界を襲う生体兵器によるバイオテロ
ですけど今回、犯人側にも事情があって・・・・・・

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あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・バイオハザード発生

 

人間がゾンビ化し、隣人や家族ら親しい人にまで襲い掛かる・・・
かつて「ラクーンシティ」で起きたこの悪夢が
再び起きます

対バイオテロ部隊であり対B.O.Wに特化した特殊チーム「BSAA」を率いる
クリス・レッドフィールド

大学教授になり、ウイルスのワクチン開発をしていた
レベッカ・チェンバース

そして、アメリカ大統領直属エージェントの
レオン・S・ケネディ

彼らがアメリカを舞台に巻き起こる悪夢に挑みます

 

・新種のウイルス

 

オリジナルの新型ウイルスが登場します

アニマリティ・ウイルス

3種類に分けられていて
潜伏型で感染ベース「基礎」発症の引き金になる「トリガー」

そして、自軍兵士に投与して味方のB.O.Wやゾンビに襲われないようにした上で
兵士たちのゾンビ化を防ぐ「不活性型」
これはウイルス自身の「自殺遺伝子」を含むため、実質「ワクチン」として機能します

これらを使い分ける事で、目的の地域に散布し
必要な時に意図的にバイオハザードを発生させ
さらに自軍の兵士たちは安全に活動可能と言う・・・

アンブレラが健在なら即座に特殊部隊を送って強奪してそうなウイルスですね

なお、「基礎」ウイルスは不安定さがあり、
「トリガー」なしでもゾンビ化が発生する事も
時々ある模様・・・

欠点と言うには大きすぎるマイナスですね

 

・グレン・アリアス側の事情

 

ゾンビの他にも、ドーベルマンにウイルスを投与して作り出した「ケルベロス」の改良型や
ボディガード「ディエゴ・ゴメス」を改造した「タイラント」の亜種等が出ます
「ディエゴ」は緊急時にはグレン・アリアスを収容し合体
一体の巨大B.O.Wになる能力を持っています
・・・これ、たぶん「プラーガ」入りですね

そして、ボディガード「ディエゴ」の娘マリア・ゴメスもまた「改良」を受け、
強靭な肉体を持つ兵士になっています

どうして彼ら彼女らはそこまでして主犯格グレン・アリアスに加担するのか?

それは、グレンの「金」ではなく
グレンを傷つけた者たちへの「復讐」と「憎悪」でした

グレン・アリアスはかつては一介の武器商人でしたが
結婚式でドローンを使った爆撃テロに遭い
結婚相手を含む親しい人々を軒並み失いました

彼は復讐をはじめ、ドローンを使っていたグループを始末しますが
それでも復讐はやめず・・・
「社会への復讐」を決意し、今回の事件を起こします

どうしてそこまで思いつめるに至ったか?
エビシャコが推測するに・・・
彼を爆撃したテログループは「使い捨ての駒」であって
本当の黒幕は別にいたのではないか、と
そしてそれは、彼が立ち向かうには強大すぎて
なおかつ圧倒的な力を持ち、情報のもみ消しも手駒の用意も容易にできる存在・・・

そう、あくまでエビシャコの推測ですが
爆撃の主犯は
「アメリカ合衆国」その政府ではないかと思うのです

警察に感知されないまま「爆弾を積んだドローン」などというシロモノを用意した上に
テロを実行に移すことに成功した事も
何故かグレン自身の手で犯人を追い詰め始末する事になったことも
辻褄が合います

そして、彼の復讐の対象が「アメリカ社会そのもの」に拡大されたことも・・・

こういうパターンは、やりきれませんね・・・

 

 

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・新たに芽生えた「憎悪」

 

グレン・アリアスによって引き起こされた「ラクーンシティーの再現」
それはクリス達の活躍で終わり
主犯格らの死と「不活性型ウイルスの散布」で事件は解決します、が・・・
ディエゴの娘マリアは戦いをかろうじて生き延び、
気絶中に全てが終わったことを悟ると離脱します

その心に新たな憎悪の火種を燃やしながら・・・

次の作品に彼女が出るかどうかは分かりませんが
確実に言える事は
新しいテロリストが誕生した
と言う事です

憎悪の連鎖は、終わりません

ではまた

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