【まんが・コミック感想】中華一番!極(3) 小川 悦司【レビュー】【ネタバレ注意】 | 回廊蝦蛄日和

【まんが・コミック感想】中華一番!極(3)  小川 悦司【レビュー】【ネタバレ注意】

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中華一番!極(3)  小川 悦司

 

今回の敵勢力の名前が明らかに!

 

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中華一番!極(3)  小川 悦司

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あらすじと感想

 

こんにちは、こんばんは
エビシャコです

レビューまいります

 

・獣の道だから「けものみち」がお~

マオたち一行は「アマン」の案内で「道」を行きます


章タイトルから目を逸らしながら)周囲の動物が肉食草食ごった煮状態なんだが?


「道」を外れた人間を捕食するルールになっているようです
野生動物がそんな習性持っているはずがないので
たぶん山の仙人あたりが調教したか
「元締め」がそう命令しているかでしょうね

 

100%冤罪です!!

 


伊達に妖怪仙人のところに入り浸ってはいないな;

道には白骨が野ざらし状態です
骨の古さ、そして霊気あふれるこの環境なら
あと十年待たずとも
新たな妖怪「白骨の精」が
ほどなくして生まれる事でしょう

・・・と、いうことは

私は
この人たちの
「お兄ちゃん」

ちがうぞ~?(哀れみのまなざし)

 

では、私の山領の洞穴の
どの部屋がいいでしょうか?

まだお前の弟子になると
決まったわけじゃないぞ?

 

ちなみにルイは敵の襲撃を受けた末、
共闘して代わりに崖から落下した
母パンダの代わりに子パンダを引き取ることに

犯人は我が喰らっておく
安心して成仏するが良い
母パンダよ

(・・・何があった?)

(マイクラのパンダに私と一緒にハマってるから・・・)

(次はミツバチだったか?)

(自殺ウサギと同レベルに自殺しまくるとかで
今修正中らしいけど);

そうそうクレス、また最近バクバク食べまくってるみたいだから

この後でいいからデジモン用の体重計に乗ってみて

だが、断る!!

強 制 執 行

・卵仙人瞑想中

マオたちは玉仙老師の元へたどり着きますが
出迎えたのは「玉子童子」という複数の卵に変化する少女

いえ、もしかしたら彼女の「原形」かもしれませんね

人間出身でないとしたら
妖怪道士か

玉仙老師なら卵が腐らないよう術を施した上で
霊気浴びせて妖怪化させるとかしても
不思議ではないですね
封神演義で有名な崑崙山にも「白鶴童子」という
元始天尊様の使い走りしている妖怪道士がいましたし
たぶん普段はそういう用事をこなしつつ
霊気を浴びたり修行をしたりしているのでしょう
複数の卵と化して一行を出迎えた彼女は
マオとルイの事を知っていましたが・・・
肝心の彼女の師匠は瞑想中
一度瞑想に入ると何日もそのままだそうです

まぁ、仙人にしては短いほうですね
年単位で瞑想する仙人もいるんで

すいません、それ悪化しかしないんでボスかプッチ神父呼んでください;


それより、初めて見るであろう本格仙術の数々
カルチャーショックを受けるマオ一行ですよ・・・
そりゃそうなりますよ
仙人道士が戦乱に関与して
どっちかについて宝貝使ったりして
「殺刧」解消してたのって
もうずっと昔のお話ですからね
妖怪が出て人里で人を襲ったりして
仙人や道士が出撃しない限り
滅多にないです

なお強すぎて別格扱いになった模様

そういうわけで
マオ一行は待つことに
一方、厨房では多数のお弟子さんが
仙人へ裁定して認めてもらうべく
薬膳料理を作っていました

いっぱい食べるそうです、彼


なおのこと
卵チャーハンを粗末にしたことは
許されませんよねぇ?

お前まだ覚えていたのか!!?

毒蛇は執念深いのですよ!

(白骨だろう、お前は;)
ん?
おい、食糧庫の中に肉がぶら下がっているぞ?

冷蔵保存や冷凍保存も完璧の洞穴ですね
富士山のふもとにある
「富岳風穴」「鳴沢氷穴」と同じメカニズムでしょう
それに仙人が住処に選ぶ場所は「霊気」が豊富ですから
まぁ、あまり長い時間放っておきすぎると
妖怪や妖精が生まれるのがネックですけど

 

話を聞いてください、妖怪が産まれちゃうって言ってるんですよ;

 


というか、玉仙老師は肉食OKなんだな
崑崙の仙人は菜食主義者ばかりだったが


あれからだいぶ経ちましたからね
ルールも変化していったのだと推測されます
元々ゆるゆるルールでしたけど
ちなみに認められた人には
四川料理の奥義が伝授されるそうです

白紙を渡されて
「これが奥義じゃ、
ワシの教えはここまで、
後は己の手で道を切り開くが良い」
とかだったりして

「剣客商売」の秋山先生のお師匠様の卒業証書;
さて、玉仙老師でしたが
マオの料理「ブラックホール酢豚」で
覚醒し瞑想から抜け出します

ちなみにこの薬膳料理に
マオは解毒効果のある竹炭を使用していましたが
・・・シロウ
なぜあなたの母親は忍者の秘伝をご存じなのです?;
日本出身だからって全員が全員知っている技術では
ないですよ?;


そもそも「口伝」が主だからな
そのせいで廃れた忍術や奥義も数知れず


秘密主義が裏目に出たか

そして、覚醒した玉仙老師にマオは問いかけます
アマンの披露した料理の鶏肉が
何故、長時間経っているのにみずみずしさを保っているのかと

もっと他に聞くべきことあるだろう!!!!?

父親を忘れるな、可哀想だろう!!!?
ウルトラマンベリアルとかだったら泣いているぞ!!!

息子さん相手のベリアル様のあの大変貌は私も意外過ぎで驚きでした;

さて、業を煮やしたルイは玉仙老師に
飛び蹴りをかまします
結界にはじかれます

まぁ、仙人は見た目ただの人間だから
殴ったら倒せるんじゃないかと
勘違いする人少なくないですけど

そんな簡単に倒せる人はいません
逆に、首を撥ねたら味方の首が切り落とされたとかいう話もあるんで
素人が相手するのは危険


原作封神演義では人間の兵士相手にも宝貝乱発してるような
連中だからな;

 

・太極料理界

さて、玉仙老師はルイとメリウを襲った犯人ではないとのこと
玉仙老師の口から語られるのは
「太極料理界」
前作で暗躍した「裏料理界」はそこから分かれた
過激急進派だそうです

一派とはいえあれだけ暗躍を許して
刺客の一人も寄越さないとは
「太極料理界」も
よほどカイユが怖かったのだろうな


そしてマオの父「玉麒麟マリウ」は
元裏料理界で、しかもその長となる宿命だった
エリートでした
が、悪人ではなく一時期引き取った玉仙老師も
それを認めて教えを授けた結果
物凄い勢いで吸収していって卒業したそうです
しかも修行のために「菊花楼」へ弟子入りした時に
料理長の娘だったマオの母親と恋仲に


まぁ、「裏料理界」はそもそもが
脛に傷ある料理人の互助組織と化していた部分もあるからな
カイユやシャンらはともかく


「太極料理界」の目的は
前作で出た「伝説の厨具」の
8つ全てを用いて不老不死をもたらす料理を作り出すこと
と推測されています
ですが、それにはまず
前作のラストバトルでカイユ様の血液を浴びて
封じられ紫禁城に保管されている「伝説の厨具」を
持ち出すことと・・・
「真の使い手」が必要とのこと
それも8つ全てを使いこなす「純心」の持ち主でなければ
マリウでなければだめだそうです

「不老不死」か・・・
そう簡単に手に入る系はどうも怪しいな

大体がネクロマンサーの失敗例になるからな
即死するのはまだマシで
不死を手にした先が
バケモノとして理性を失うとか
意識を保ったまま想像を絶する苦痛の中で
動くこともできず永遠に埋もれるとか


人間は時として「努力」を怠りますからね
その前に
まずそんな美味い話があるはずないという
疑いすらも抱くことなく飛びついて
釣りあげられ捕食される者は
枚挙に暇がないです

それにしても・・・


玉仙老師お手製ピータン
凄く美味しそうです!!

そういえばコイツピータン狂いだった


実際に
手の届く範囲内になくてよかったな;

ではまた

 

(おまけ)仙人が修行をする理由

はい、というわけでおまけコーナーの
お時間です

まず、有名作品「封神演義」によると
仙人は人間出身者多めの「闡教(せんきょう)」と、
それ以外の者が多い仙道「截教(せっきょう)」に大別されます


修行の理由ってアレだろう?
力を身に着けてゆくゆくは
世界の支配や殺戮や大破壊の快楽を・・・

あなたはダークサイドを見すぎ;
意外と自己中心的な理由である事しか
共通点が見えません

ほぉ?
ではその理由を聞こうか


たしかに修行で力を付けたり
研究をしたりと言った仙人もいます
中には「仙人になると必ず弟子を取り養育しなければならない」という
ルールを嫌い、敢えて昇格せず道士でいる者もいます
ですが
彼らが人界と隔絶した地で修行を行い
ほぼ不老不死の身で生きていくその最大要因
それは・・・


輪廻からの解脱
です

なんだと?


つまり、「生まれ変わりたくない」から
仙人をやっているという事だな

そういうことですね
仏教においては諸説ありますが
「人の世で生きる」事で
「徳」を積みやがて天へ招かれる
反面、罪を犯せば地獄へ送られる
・・・というように
「人界で生きる事」は「苦行」に分類されている
ということもあります
彼ら仙人はそういったしがらみから解放されること
目指しているのです

たしかに、封神演義の時代は
庶民や雑兵など、まず顧みられないからな
虎に食われたり盗賊に殺されたり
濡れ衣で処刑されたりと言った
非業の死に目に遭ったところで
歴史にすら残らん

転生先が次も恵まれているとは限らんしな


そして
彼ら仙人の
目指す先にあるという究極
それは・・・
「無」です

消えてなくなる、と言うわけか

ちなみに方法がないわけではないというのと
その技を会得しているのが
崑崙山の闡教の教主・元始天尊様や
金鰲島の截教の教主・通天教主様
そして彼らの兄弟子の太上老君様ら
数える程度しかいないというのが
その技「営鎮抱一」
偉大なものに仕立て上げています
「封神演義」作中でも一度しか描かれないその技は
「左手を右足に絡ませ、
両手をまっすぐ上げて手首を組み、
左足を軸に独楽のように回転する」
というもの


どこの雑技団の演技だ?
関節が外れるぞ?

そうだな・・・いつだったか
こいつはよせばいいのに
通天教主のあの技の姿勢を
真似しようとして左の肩の関節外れ・・・

キシャアアアアアアアアアアアア!!!


自分で関節戻したからいいでしょう
その話はもう!!///

ちなみにコレに巻き込まれたモノも
無に帰ってしまうため
誅仙陣の戦いでは力をこめた宝貝を奪われた状態で
通天教主様にコレをやられた元始天尊様は
真っ青になりました

一度始めるとやっている本人以外では止める事は不可能な技のようです


なるほど、自爆技としても機能するのか


それは、恐ろしいな・・・
もし兵器利用されたりしたら・・・


たしかに、転生者対策でやられる可能性もあるな
「異世界転生」が絶賛流行中でもあるわけだし

その心配は皆無です
前述のとおり使える人物はあの3人だけ(封神演義当時)
つまり仙人としての修行を極めて
初めて会得することができる技なのです
だから「兵器利用」とか考えるうちは
会得は不可能


どちらにしろ
我らには縁なき技だな


2000年が過ぎても影が薄くても
画面の外でいつの間にかやられていても
しぶとく黒幕をやるのだ


クレス、自分で言ってて心が痛くないのです?;

ではまた

 

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